「ちむどんどん」智 決死のプロポーズも→暢子「友情」「夢」ネット議論百出 大吉は「もうちょい早く」

[ 2022年7月14日 08:15 ]

連続テレビ小説「ちむどんどん」第69話。暢子(黒島結菜)にプロポーズする智(前田公輝)(C)NHK
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 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は14日、第69話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 第69話は、鶴見沖縄県人会の遠足の余興、沖縄角力大会。智(前田公輝)は「この大会に優勝して、暢子(黒島)にプロポーズする」と心に決めていた。智の初戦の相手は、何と和彦(宮沢氷魚)だった。智の楽勝と思われたが、智の思いを知ってしまった和彦は意外な粘り。無邪気に2人を応援する暢子の前で、勝負の行方は…。一方、賢秀(竜星涼)は和歌子(駒井蓮)への想いが募るばかり。しかし、そこに意外な人物が現れる…という展開。

 1978年(昭和53年)8月13日(日)、横羽海岸。智と和彦は同時に倒れ込み、同体。取り直しの一番は、智が勝利した。

 智のプロポーズを阻止したいのか、予想以上に踏ん張る和彦の姿に、愛(飯豊まりえ)は「そういうことなんだね…」と“すべて”を悟ったようだった。力を使い果たした和彦は倒れ、病院に運ばれたが、軽い日射病との診断。決勝は智VS賢秀に決まった。

 15分間の休憩。病院から戻った愛は、智の決意を暢子に伝え「困っちゃうよね~。勝手にそんなこと言われても」と思いやった。

 賢秀は一目惚れした多田直美(安野澄)に続き、和歌子にも豪快にフラれ、撃沈。決勝戦。魂が抜けた賢秀は立ち合いと同時に倒され、智が3連覇を果たした。

 夕暮れ。話をはぐらかそうと必死の暢子を智が抱き締めた。

 智「結婚しよう。必ず幸せにする(体を引き離す)」

 暢子「友情だと思う。智がうちに感じているのは、愛情じゃなくて友情」

 智「違う。オレはずっと、やんばるにいた頃から暢子が好きだった。暢子のためにこっちに出てきて、暢子のために…」

 暢子「うちらが結婚しても、うまくいくわけないさ」

 智「(暢子の肩に手をやり)だったらオレが我慢する。いつも、何でも、暢子に合わせる」

 暢子「(首を横に振る)」

 智「(暢子の方から手を離し)和彦のことが、好きなのか」

 暢子「うちは料理に集中したい。自分のお店を持つという夢もある。智のことは大好きさ。でも…」

 智「オレが叶えてやる。暢子の夢を。ガンガン働いて、バッチリ稼いで、暢子に店を持たせてやる」

 暢子「そういうことじゃないさ。うちの夢は、うちが自分の力で叶えんと」

 智「(涙ながらに)オレが暢子を幸せにしてみせる」

 暢子「(首を横に振り)うちは嫌。ごめん。智、ごめん」

 智「ダメなわけよ、暢子じゃないと。暢子じゃないと(足をケガしながらも全力疾走)」

 暢子「智、分かって。智」

  暢子との交際を始める前に、優子(仲間由紀恵)に結婚の意思を告げるなど“暴走”した智。智の好意に対し、曖昧な態度を取り続けた暢子。智の“決死”のプロポーズも届かなかった。

 交わらない2人の思いに、SNS上には「散々はぐらかしてきて、今更そんな断り方?」「今の今まで態度を曖昧にしていた暢子が悪いさー…とおっさんは思う。※意見には個人差があります」「暢子がハッキリ断ったこと、ホッとした…智もいい人なんどけど、可哀想としか言えない」「暢子ちゃんと智に向き合ってこなかったのが悪いな。最初は気づかなかったけど、智の気持ち知ってからは逃げてたし。最悪な振り方。智、他にも素敵な女性はたくさんいるよ」「智、暢子の気持ち薄々感じてた上で和彦にも優しくできててんだから、確かに暴走してるけど、いい奴なんですよ。幼少期から家族を守ってきた智ができる愛情表現って尽くすことと与えることなん、切なすぎる」などと多様な声が上がった。

 直後の同局「あさイチ」(月~金曜前8・15)の“朝ドラ受け”。博多華丸は「ま、我々が口を出すことじゃないよね。もうちょっとね」、博多大吉は「もうちょい早くね、早く断っておけばよかったのかな」と第一声。「ただ、あの形相で戻ってきた智と目を合わせた会長(片岡鶴太郎)は何を思うだろうね。会うんじゃないの、片付けしてるから」と笑いを誘った。

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