みんなでつくる!TOKIOパーク 福島で夢プロジェクト 東京ドーム2個分の敷地整備にアイデア募集

[ 2022年5月5日 04:00 ]

TOKIO-BAを訪れたTOKIOの(左から)松岡昌宏、城島茂、国分太一
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 TOKIOが夢の詰まったビッグプロジェクトをスタートすることになった。福島県にある東京ドーム約2個分の広大な敷地を「TOKIO―BA」として整備していく前代未聞の企画。施設の詳細や完成時期などは決まっておらず、全国から集めたアイデアをもとにゼロからつくり上げる。国分太一(47)は「このフィールドがどうやって変化していくかを全国の皆さんと楽しんでいきたい」と子供のように目を輝かせた。

 今回の構想は、2年前に国分の発案でスタート。TOKIOは日本テレビ「ザ!鉄腕!DASH!!」で同県浪江町にDASH村を立ち上げ、そこで地域の人から農業や動物の飼育などを学んできた。

 それだけに「僕らのスキルや技術の半分は福島の人たちに教えてもらった。今度は3人が前に立ちながら全国から来る人たちに教え、社会に貢献していきたい」と意気込み、松岡昌宏(45)は「自分たちが経験してきたことを新しい角度でチャレンジできる面白い遊び場にできれば」と語る。

 場所は同県の南側に位置する西白河郡西郷村で、ここを選んだ理由を国分は「県の南の玄関口。ここをきっかけにより多くの方が福島を知り、足を運んでほしいから」。現在は草原や林が広がっているが「アクティビティーの場所はゼロの段階ではなく、1、2になってから入場するのが当たり前。でもここでは、(今後)どうなるか分からないことを見せたい」。“なにもないこと”からのスタートも売りの一つだ。

 同所に何をつくるかは今後詰めていく形だが「農作物を作るかもしれないし、キャンプ場を造るかもしれない。想定していることはたくさんあります」と選択肢は多い。一方で、東日本大震災から11年となった今年3月には福島で震度6強の地震が発生しており「いろんな条件はクリアしないといけないが、避難場所(という面)も今後考えるところだと思う」とも語った。

 アイデアは近日公開のオリジナルアプリで募る。国分は意見を集めて考えていくことを第一と捉え「こちらから提示するのではなく、アイデアは皆さんから集めたい」。アプリで現地の様子を発信し、将来的には全国からの参加を見込む。無限の可能性を秘めた「TOKIO―BA」。その一歩を踏み出した。

 ▽アクセス 「TOKIO―BA」の住所は福島県西白河郡西郷村大字小田倉字伯母沢90の1ほか、電車なら東北新幹線「新白河駅」から車で20分程度。車なら東北自動車道「白河IC」から車で15分程度。なお、現在は関係者以外の立ち入りは禁止。公開時期は未定。

 《株式会社設立1年、3人の関係に変化》城島茂(51)、松岡と株式会社TOKIOを設立して1年が経過。国分は「やっぱり大変でしたが、会社を立ち上げたことを大いに楽しんでくださった方も多かったですし、タレントとしても楽しんでもらえた1年になった」と振り返った。3人の関係性も変化。「さらに腹を割って話せるようになった。グループLINEつくっちゃって、“今から福島行ってきます”と城島からメッセージが来たりします」と明かした。

 《今回企画も会社化》今回の企画を運営するにあたり、株式会社TOKIO―BAを設立した。株式会社TOKIOの関連会社で、社長は国分、城島と松岡は取締役を務める。社長に就任したことについて国分は「僕は夢を語っているだけなので、あまり社長という感覚じゃない」と語る。続けて「下にいる人が大変だと思うし、ジャニー(喜多川)さんも“ここまでやるなよ”と言っていそうな気がする」と笑った。

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