大鶴義丹 昨年死去した母・李麗仙さんとは2世帯住宅で生活「3分話すとケンカに」苦笑も3日で「忘れて」

[ 2022年4月25日 15:14 ]

大鶴義丹
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 俳優の大鶴義丹(54)が25日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。昨年6月に肺炎のため79歳で死去した母で女優の李麗仙(り・れいせん)さんとの親子ゲンカについて語った。

 李さんは60年代から劇作家の唐十郎氏らと劇団「状況劇場」で活動し、個性的な演技で「アングラの女王」と評された。李さんと唐氏の息子である大鶴は、唐氏と離婚した李さんの晩年は2世帯住宅で暮らしていた。司会の黒柳徹子から「あなたはお母さまと結構ケンカしたんですって」と振られると、「まあ、僕と母はケンカするんですよ」とぶっちゃけた。

 「2世帯住宅になってからも、3分話すとケンカになるんですよ。ウルトラマンのカラータイマーじゃねえんだからってやつで。もう3分前に別れるんです。もう3分だなと思ったら、『では、では』と言って」と続けた。

 親子ゲンカの原因は何かと聞かれると、「妻なんかもその現場を見てるんですけど、妻いわくなんですけど、『あんたら、同じことをずっと平行線で言ってる』って言うんですよ。実は似てるかもしんないってね。赤か白かって言うと、お互い赤だって言うんだけど、ちょっと薄い赤だ、ちょっと濃い赤だって同じ赤のことをずっと言ってるらしいんですけどね」と説明。仲直りは「まあ、3日ぐらい会わないとお互い忘れているという」と苦笑した。

 「でも最後母も離婚して、晩年に2世帯住宅に住むようになったんですけども、最後一緒に暮らしたのは13、4年くらいでしたけど、まあ良かったかなと思いますね。2世帯住宅をセレクトして」と大鶴。食事は「バラバラでしたね。それはお互い勝手にみたいな」と話したが、得意のパスタ料理などを振るまうこともあったとした。

 李さんは晩年、脳梗塞を発症。昨年春には肺炎となり、自宅近くの病院に入院したのち亡くなった。「最後は看取りという形になったんですけど、気が付くと会いに行ったりできたんで。人はこうやって幕を閉じて行くんだぞということを、2カ月かけて教えてくれたくれた気がして。悲しいんだけど、意味がある気がして」としみじみ。最期の瞬間は病院に駆け付け、「心臓が止まる10秒ぐらい前に手が握れたという感じで」と振り返った。

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2022年4月25日のニュース