立岩陽一郎氏 自衛隊派遣検討に「これまでNATOと関係のない日本が作戦に入ることに向こう側にも需要」

[ 2022年4月14日 08:47 ]

フジテレビ社屋
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 元NHK記者で国際ジャーナリストの立岩陽一郎氏が14日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。政府がロシアの侵攻が続くウクライナの避難民を支援するため、人道援助物資の輸送に自衛隊機を活用する方向で調整に入ったことに言及した。

 自衛隊機をポーランドなど周辺国に派遣するとみられる。自衛隊機派遣が実現すれば、ウクライナ支援では自衛隊が保有する防弾チョッキなどを運んだのに続き2例目となる。関係者によると、派遣は国連平和維持活動(PKO)協力法の「人道的な国際救援活動」の規定に基づいて実施。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や国連児童基金(ユニセフ)などの援助物資を、第三国からウクライナ周辺国へ運ぶ方向で検討している。

 立岩氏は「別にウクライナに自衛隊機が行くということではないでしょうから、周辺国の支援ということでしょう」とし、「私は防弾チョッキを送るとかっていう直接的な戦闘にかかわるよりは自衛隊をこういう形で、いわゆる本当の意味での人道支援という形で使うというのは非常にいいと思っているので、こういうのはどんどんやっていくべきでしょう」と話した。そして、「たぶんこれNATO軍と一緒に共同運用みたいな感じになると思うんですけど、NATOも自らをどう位置付けるかっていうことで言えば、いわゆるこれまでNATOと関係のない日本なんかが一緒に作戦に入ることに対しては向こう側にも需要があるのではないかと思います」と自身の見解を述べた。

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2022年4月14日のニュース