「鎌倉殿の13人」“八重”新垣結衣 時代劇“食わず嫌い”和らぐ 尼将軍・政子も「1人の人間」
「鎌倉殿の13人」新垣結衣インタビュー(2)
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女優の新垣結衣(33)がNHK「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)で大河ドラマ初出演を果たし、時代劇も本格初挑戦となった。悲運の美女・八重役に挑み、時代に翻弄されながらも意志を貫く芯の強さや気高さを体現。新境地を開拓した。物語のキーパーソンの1人となり「八重さん」が毎回のようにツイッターの世界トレンド入り。新垣の造形力や八重の動向がSNS上で反響を呼んでいる。新垣に撮影の舞台裏を聞いた。
<※以下、ネタバレ有>
ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛け、俳優の小栗旬が主演を務める大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。
新垣演じる八重は、北条義時(小栗)の初恋の人にして源頼朝(大泉洋)の最初の妻。父・伊東祐親(浅野和之)は平清盛(松平健)から流罪人・頼朝の身柄を預かり、監視。愛娘を奪った頼朝の命を狙った。八重は愛する頼朝と父の間で板挟みとなり、次々と悲運に見舞われた。
頼朝との間に最愛の息子・千鶴丸(太田恵晴)をもうけたが、初回(1月9日)、頼朝を匿った北条家と伊東家が争うになり、祐親の下人・善児(梶原善)が手にかけた。第2回(1月16日)、八重は「会わせてください。会わせてくださらぬのなら、私は川に身を投げます」と哀願。祐親は「千鶴丸は出家させた。伊豆山権現じゃ。安心せい。娘にウソはつかん」と言い張った。第6回(2月13日)、八重が一目会いたいと伊豆山権現を訪れると、そこに千鶴丸の姿はなく…。墓石をさすり、泣き崩れた。
平家打倒へ頼朝が挙兵。第8回(2月27日)、劣勢に陥った祐親は伊東館に留まり、頼朝迎撃を決意。「頼朝に決して八重を渡してはならん!攻め込まれたら…分かっておるな」と八重を頼朝から引き離して嫁がせた家人・江間次郎(芹澤興人)に厳命。第9回(3月6日)、そこへ善児が現れ、八重を逃がそうと身を挺した次郎を斬った。八重は三浦義村(山本耕史)と義時に救われ、命拾い。「私を侍女として御所に置いていただきたいのです。佐殿をお支えしたいのです。会えなくてもよいのです。佐殿の大願成就、見届けたいのです」と嘆願。政子(小池栄子)も認めた。
第11回(3月20日)、政子が2度目の懐妊。男児誕生を願い、祐親と兄・祐清(竹財輝之助)の恩赦が決まった。しかし、阿野全成(新納慎也)が「生まれてくるお子のためには、まず千鶴丸様が成仏しなければなりません。その功徳によって、再び男として生を受けるのです。お命を奪ったのは、伊東祐親殿と聞いております。伊東殿が生きておられる限り、千鶴丸様の成仏は難しいかと」と頼朝に進言。善児が主人だった祐親・祐清父子に手をかけた。
第12回(3月27日)、江間から鎌倉に戻りたい、頼朝の側にいたいという八重の変わらぬ想いを知った義時が思わず「あなたの父上のお命を奪うよう命じたのは、鎌倉殿です。あのお方は恐ろしい人です」と告げると、八重は「それを私に伝えて、どうしたいのですか。私が何と言ったら、あなたは喜ぶのですか。『頼朝は許さぬ』。そんなことを言うと、あなたは思ったのですか。分かっていました。それくらいのこと。あのお方は千鶴の仇をとってくださったのです。ありがたいことではないですか。違いますか。答えなさい、小四郎。もう放っておいてください」と激昂した。
第2回、頼朝が自分に会いに来ないと分かると、義時に「もっとまともな嘘をつきなさい。私は命懸けでここに(比企館)来ている。父に咎められれば、自害する覚悟もあった」。第4回(1月30日)、出陣のタイミングを伝える矢を川の対岸から北条館へ放つなど、頼朝最優先の八重だったが、第13回(4月3日)、どんな時も見守り続けてくれた義時の一途さに、ついに心打たれた。
義時「私と八重さんは幼なじみ。私の想いは、あの頃からずーっと変わりません。私はそれを大事にしたい。八重さんに振り向いてもらいたい、そんな大それたことはもう考えません。振り向かなくても構わない、背を向けたいのなら、それでもいい。私はその背中に尽くす。八重さんの後ろ姿が幸せそうなら、私は満足です。八重さんはどうか、ここにいてください。あなたはやっぱり伊豆の景色がよく似合う。伊東の館に紫陽花を届けたあの日から、ずっとそう思っておりました」
八重「小四郎殿、お役目、ご苦労さまでございました。お帰りなさいませ」
第14回(4月10日)、2人は結ばれ、八重は義時の子を身ごもった。
「八重さん」は14話中、9度の世界トレンド入り。登場人物としては最多を誇る。制作統括の清水拓哉チーフ・プロデューサーも「八重は周囲の状況に翻弄されますが、最終的には人の言いなりにはならない芯の強さがあります。意志を貫き通すからこそ、傷つく。新垣さんのお芝居は八重の芯の強さ、その裏腹の危なっかしい部分、そして切なさがビビッドに伝わってきます。大河出演が初めてとは思えない堂々たる姫ぶりで、素晴らしいの一言。新垣さんに八重を演じていただいて、本当によかったと思います」と絶賛してやまない。
新垣は今回、時代劇に本格初挑戦。視聴者としても「最終回で嗚咽するぐらい好きな作品」という「真田丸」以外は「正直ほとんど見たことがありませんでした」。演じる側としても「やっぱり難しいイメージ。その時代の当たり前みたいなものに共感しづらいのかなと正直思っていて、特別興味があるわけでもなかったんです」と“食わず嫌い”の一面もあったことを明かした。
「それが今回実際に参加させていただいて、時代の価値観は違ったとしても人間が抱く感情は変わらないものだなと実感しました。身近な人が亡くなって悲しいとか、死への恐怖とか。誰かを好きになったり、嫉妬したり。歴史上の人物も実際に生きていた人たちだということは分かってはいるんですけど、どこかフィクション感があって。でも今回、やっぱり実際に生きていた人たちなんだなと肌で感じられる機会になりました。政子さんも歴史上は尼将軍と言われていますけど、八重さんと初めて対峙した時(第2回)の顔は、まだ本当に何者でもない1人の人間のもの。大事な人(頼朝)を想うただの少女の時代が政子さんにもあるんだよなと思いました。三谷さんの脚本が現代に寄り添うことを意識されていて、台詞の言い回しも現代的なので、そのおかげもあるのかなと思います」。“苦手意識”が和らぐ貴重な経験となった。
大河ドラマも初挑戦。「長い期間1つの役に向き合うので、気力や体力をもの凄く削られると覚悟していたんですけど、ドラマ全体から考えると八重さんの登場シーン自体はそんなに多くなくて。セットの関係もあって、撮影自体も一度にまとめてやって、その後、しばらく間が空くこともあります。やっと現場に慣れたと思ったら撮影が空いて、次に現場に入る時にまた緊張してしまったり。いい言い方をすると、いつも新鮮な気持ちで、初心に帰ったように現場に行けるのもあるんですけど。そういう時は、八重さんの感覚を忘れないようにしなきゃと頑張っています」とコンディション維持に腐心している。
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