野村萬斎 能狂言「鬼滅の刃」異色コラボに気合「親和性高い」、7月銀座公演

[ 2022年4月6日 05:30 ]

能狂言「鬼滅の刃」の会見で誕生日を祝福される野村萬斎(左)と誕生日ケーキを手渡す大槻裕一
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 能楽師の野村萬斎(56)が5日、都内で能狂言「鬼滅の刃」の製作会見に出席した。大ヒットした人気漫画を能狂言化。原作の6巻までが描かれ、野村は演出のほかに主人公の宿敵・鬼舞辻無惨役などを演じる。「きょうは無惨のイメージで、白い帽子の代わりに白い着物を着ました」と気合をのぞかせた。

 舞台関係者によると「能狂言が人気漫画とコラボするなんて聞いたことがない」という異色作。野村は「鬼を扱うのは能の専売特許なので親和性が高い。新型コロナという鬼を打ち払う気で臨みたい」と意欲。一方で「“水の呼吸”とかはどう表現しようか…。悩ましいところもあるので皆で知恵を出し合いたい」とこぼした。なお、この日が56歳の誕生日。主役で竈門炭治郎と竈門禰豆子の2役を演じる大槻裕一(24)からケーキを手渡され顔をほころばせる場面もあった。公演は7月26~31日に東京・銀座の観世能楽堂で。

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2022年4月6日のニュース