矢沢永吉 8月に新国立でライブ!有観客初!ソロで初!デビュー50周年「よろしく!」

[ 2022年4月4日 04:00 ]

8月に国立競技場で単独公演を行う矢沢永吉
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 ロックバンド「キャロル」でのデビューから50周年を迎えたロック歌手の矢沢永吉(72)が8月27、28日、ソロアーティストとして史上初めて国立競技場(東京)で単独ライブを行う。国立競技場での単独公演は、建て替え前を含めても過去6組しかおらず、全てグループやバンド。ソロは矢沢が初めてで、国立競技場に立つアーティストとして最年長記録も打ち立てる。コロナ下で冷え込むライブ市場にも大きな刺激を与えそうだ。

 矢沢は「え~どうも。矢沢永吉です!あっという間に50年!走り抜けました。50周年ライブで新国立競技場やります!よろしく!」とコメント。54文字の短い言葉の中に感嘆符を4つ盛り込み自身の胸の高鳴りを表現した。

 19年に完成した「新国立」での有観客の単独公演も初めて。20年に嵐が同所初の単独公演を行ったが、この時は無観客による生配信だった。

 72年にキャロルで鮮烈なデビューを飾った矢沢。“聖地”日本武道館でソロアーティスト最多となる146回ものライブを行うなど、昭和、平成、令和と3つの時代で一線を走り続けてきた。

 国立競技場に新たな歴史を刻む公演は、50年の節目を迎えた記念ツアーの一環。東京を皮切りに福岡、大阪と3大都市のスタジアム、ドームを巡り、ツアータイトルは「MY WAY」だ。事務局によると、全国スタジアム&ドームツアーは27年ぶり。こうした大規模ツアーは「最後になり得る」(関係者)との覚悟で矢沢は臨む。

 矢沢は2年前の本紙インタビューで「“生”に勝てるものはない。今までもこれから先も、矢沢はそう信じている」と語っていた。昨年はコロナが流行してから初めての全国ツアー31公演を完走した。

 「新国立」の最大収容人数は8万人。真夏の夜、大観衆の視線は1人のロックンローラーに注がれる。新たな歴史の扉が開く瞬間が今から待ち遠しい。

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