錦之介「武蔵」VS高倉健「小次郎」銀幕でよみがえる!「宮本武蔵」全5作デジタルリマスター版で上映

[ 2022年4月4日 05:00 ]

「宮本武蔵 巌流島の決斗」のポスター(C)東映
Photo By 提供写真

 萬屋錦之介さんの生誕90年を記念して、映画「宮本武蔵」全5作が29日から5月19日まで、東京・銀座の丸の内TOEIで上映される。初のデジタルリマスター版でクリアな映像が銀幕を飾る。

 吉川英治の人気小説を内田吐夢監督とのタッグで完全映画化した作品は、中村錦之助時代の代表作の一つ。61年公開の「宮本武蔵」から「般若坂の決斗」(62年)、「二刀流開眼」(63年)、「一乗寺の決斗」(64年)、完結編「巌流島の決斗」(65年)まで5年がかりで製作された。

 全編時代劇の醍醐味(だいごみ)を味わえるが、とりわけ高倉健さんが演じた佐々木小次郎との決闘は映画史に刻まれる名場面。大ファンというスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーも「激しい自己主張」の7文字で内田吐夢版「武蔵」の魅力を表現している。錦之介ファンにはたまらない特集だ。

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2022年4月4日のニュース