行定勲監督が初のアクション「面白い!やりたい!」、23年公開予定「リボルバー・リリー」

[ 2022年2月18日 05:30 ]

初の本格アクション映画に挑む行定勲監督
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 「世界の中心で、愛をさけぶ」「北の零年」など数々の話題作を放ってきた行定勲監督(53)が初めてアクションに挑む。長浦京氏(54)の第19回大藪春彦賞受賞作「リボルバー・リリー」の映像化権を獲得した東映のラブコールに応えるもので、23年の公開予定。

 大正末期の東京が舞台。花街の銘酒屋で女将を務める百合が主人公。実は彼女、16歳からスパイ任務に従事し、3年間で57人の殺害に関与した経歴を持つ美しき諜報(ちょうほう)員。陸軍資金の鍵を握る少年と出会ったことから追われる身となり、クライマックスでは帝国陸軍1000人を相手にバトルを繰り広げる。

 演出依頼に「アクション映画を俺に?面白い!やりたい!」と勇んだ行定監督は「関東大震災直下の東京での市街戦。その中心に立つ女の凛(りん)とした姿と、その奥底に隠された哀(かな)しみに想(おも)いを馳(は)せながら、女性が戦場に立ち、耽美(たんび)な闘いを繰り広げる活劇にしたいと強く思いました。新しい闘いが始まります!」と意欲満々。ヒロインの人選も最終段階だ。

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