橋下徹氏、当て逃げ都議に辞任勧める 第2の人生考え「意地になってやり続けたら再起不能になる」

[ 2021年11月10日 15:27 ]

橋下徹氏
Photo By スポニチ

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が10日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演し、7月の東京都議選中に無免許運転で人身事故を起こし、公表せずに再選された木下富美子都議(55)について私見を語った。

 木下氏は9日、再選後初めて登庁したものの、「ぜひ続けてほしいとの声があるのも事実。失われた信頼を回復するのは厳しい道だが、議員活動の中で応えていきたい」と辞任を否定した。

 橋下氏は「一般的な批判として許せないという声も分かる」と前置きし、選挙によって選出された議員という立場について言及。「選挙で選ばれた議員の身分って重いんですよね。権力体制側が、かつて戦前は都合のいい議員だけを集めて、都合の悪い議員、政府を批判するような議員を排除していったという歴史的な経緯があるから」と説明した。

 さらに「1度当選した議員を辞めさせるというのは、きちっとしたルールに基づいてやらなければならないことになっているんです。木下議員がやった不祥事というのは、被選挙権の喪失事由にはなってないんです。世間の感覚とは違うかも分からないけど、このレベルだったら、本人がやると言ったら議員をできるのが今の法律の建前なんです」と、法律家としての見解を示した。

 一方で、個人的な感想を問われると、「本人のこれからの人生を考えても早く辞めた方がいいと思いますよ」と、対照的な答え。「このままずっと意地になってやり続けたら、再起不能になる。こういう形でメディアに報じられて、こういう形で名前が広がってしまうとね。早く辞めて反省して、次の第2の人生というか、そういう歩みを踏み込んだ方がいいと思うんですけどね」と話した。

続きを表示

2021年11月10日のニュース