太田光 炎上問題の“飛び火”に思い「お前らが気に入らないのは俺だろ?」テレビタレントの覚悟も示す

[ 2021年11月10日 12:51 ]

「爆笑問題」の太田光
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 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(56)が、9日深夜放送のTBSラジオ「JUNK 爆笑問題カーボーイ」(火曜深夜1・00)に出演し、衆院選特番をめぐる発言や態度が炎上した問題について、自身に触れた人たちや関係者が続々と炎上していることについて思いを口にした。

 太田は10月31日、TBSの選挙特番「選挙の日2021 太田光と問う!私たちのミライ」で、自民党の甘利明幹事長(当時)に「ご愁傷様でした」、二階俊博氏にも「いつまで政治家続けるつもりですか?」などといったコメントを連発していた。

 太田の言動には、大物政治家へ鋭い質問で切り込んだことを称賛する声もあったが、「礼節を欠いている」などと批判の声も上がった。その後、同じお笑い芸人たちなどからも意見が出ると、問題に触れた人たちにも炎上の“火”が燃え移る事態に。太田は「申し訳ないのは、飛び火がすごい。とにかく炎上があれなんですけど、飛び火がすごくて、そういう意味じゃ『火の呼吸』って呼ばれてますから、最近」と、人気アニメ「鬼滅の刃」のネタを絡めて語った。

 今回の騒動を受け、太田は「俺は無礼者ですから、それは理解しました」と反省を口にした。一方で、「十分理解しましたけど、俺の名前を出して言う人は、それは俺じゃないんだから。俺じゃないわけだし、擁護もしてないし、言ってみれば『あいつバカだね』と言ってるだけで。そういう人に対して、『お前、消えろ』とか…俺が言われるのはいいよ?消えろとか、クソだとか。俺は無礼者だけど、その人は無礼者じゃないんだから。違うじゃない?」と、全方位的な炎上には疑問を投げかけた。

 太田の妻で所属事務所社長の太田光代氏(57)にも、太田と同人格であるかのような批判が続いている。太田は「社長だってさ、もちろん責任はあるのかもしれないけど、ただ社長としての一面は、タレントをかばいますよ。だけど、私人としてのうちのかみさんとしては、皆様と同じ意見ですから。『あいつは無礼者だ』と、さんざん思ってます。ただ、事務所社長としてタレントをかばう時に、みなさんから見れば悪になることがあるんですが、それをクソだとか…。あの人は無礼者じゃないですからね?」と訴えた。

 炎上の飛び火に、太田は「お前らが気に入らないのは俺だろ?だから『#太田消えろ』とか、どんどん盛り上げてくれればいいじゃない?それが盛り上がれば、スポンサーは当然、俺を使わなくなるわけですから。そしたら、視聴率も落ちて、皆さんがそういうことを言って運動をもっとうんと盛り上げれば、当然、(自分は起用されなくなる)」と主張。一方で「それが実はテレビの一番好きな部分なんです。テレビというのは自然淘汰で、数字がなくなってスポンサーが離れれば、自然といなくなりますから」と、テレビタレントの覚悟を示した。

 さらに、「周辺(の炎上)というのは、『お前が気に入らない』からって、『お前の家族もどうなるか分からないぞ?』というのと一緒じゃない?それは俺と田中に言えばいい」と、なぜか番組に出演もしていない相方・田中裕二(56)も道連れに。田中は「俺を入れるなよ!何でそこに俺が入ってくるんだよ?」とツッコミを入れていた。

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2021年11月10日のニュース