杉村太蔵 総裁選候補の河野太郎氏に直球で切り込む「河野さん、役人怒鳴るでしょ?」でトレンド入り

[ 2021年9月15日 16:42 ]

元衆議院議員でタレントの杉村太蔵
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 元衆院議員でタレントの杉村太蔵(41)が15日、コメンテーターを務めるテレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜前10・25)に出演。ゲスト出演した、自民党総裁選への出馬を表明している河野太郎行政改革担当相(58)に対し、鋭い質問を投げかけ、反響を呼んでいる。

 番組の大下キャスターから「派閥を出る選択肢はないのか」と聞かれた河野氏は「人間関係ですから、一緒に集まってお昼ご飯を食べたり、いろいろ情報交換、意見交換をする、それ自体は悪いことではないと思います。いろいろなグループがある」としたうえで「国民の声に耳を傾けて、政治をやらなければならない時に、この派閥でこうやらなければいけない、ああやらなければいけないというふうに物事を決めて、国民の声が入ってこないってことになってしまっては、これは大きな問題」と指摘。「今回の総裁選挙も国民の皆さまの声を自由民主党という政党がどれだけ聞けるようになったのか、それが問われているんだろうと思います」と続けた。

 この言葉に、杉村は「今の話だと、派閥に入っている人には国民の声が届きづらいってことですか?」と質問。河野氏は「派閥に入って、そこでいろいろな人間関係があったり、先輩からいろいろなことを習うというのはあるんだと思いますけど、その時でもやはりちゃんと国民に向き合って、声を聞く、物事を決める、自分が行動する時にはやはり国民の皆さんとの対話をもって自分の行動を決めることが大事だと思います」と考えを述べた。

 これを受け、杉村は「今回の総裁選は珍しい現象が起きているなと思っているんです。世論調査では河野さんがダントツの人気。ところが、所属されている麻生派は本来であれば昼ご飯を食べる仲間。それが一致結束して河野にならないのか、っていうのがとても不思議なんです」とぶつけた。これに河野氏は「私の不徳の致すところっていうのはあるんだと思います。(派閥の他の議員から)『明らかに河野さんの政策が違うね』って言われたことはあります」と明かした。

 さらに、杉村は「僕が一番心配しているのは、河野さん、役人怒鳴るでしょ?自分より立場の弱い人をガンガンガンガン攻め立てるでしょ、鋭い言葉で」と直球。「本当に河野総理総裁が誕生した時に、一番心配していることなんです。霞が関の役人たちは貴重な人材ですよ。我々の国民の財産。その人たちの能力を十分に発揮できるリーダーなのかってところにすごく不安を持っています」と投げかけた。

 この言葉をしっかりに耳を傾けた河野氏は「時々、言葉遣いがぞんざいになるっていうのは直さなきゃいけないと思っています」と認めつつ、「今回のワクチンの接種がこれだけうまくできているのはワクチンチームの働きというのが非常に大きいと思う。外務大臣の時も防衛大臣の時もチームでいろいろと支えてもらったからこそ、あれだけの成果を出すことができたんだと思います。今は規制改革を担当していますから、規制改革をやるときにはそれぞれの役所が持っていた、今までの規制を変えてくれってことを言わなければいけないですから、そこはやっぱり立場が上だ、下だではなくて、やっぱりおかしいものはおかしいと指摘をしないといけない。そういうところはあるんだと思います」と私見。さらに「杉村さんがおっしゃるように、私がが生まれ育ちが平塚で、平塚弁でちょっときつくなるところはあると思います」と続けた。

 これには、杉村は「平塚の人が聞いたら怒りますよ。私の知ってる平塚の人はきつくないですよ」と苦笑しつつ「ぜひ気を付けていただきたい」と語りかけた。

 このやり取りに、ツイッターでは「杉村太蔵」がトレンド入りするほどの反響。「なんで自民はこの人を下ろしてしまったのかと思うわ」「杉村太蔵さん、アンタ凄えよ」「杉村さん、よく言いましたね」「杉村太蔵さんいいぞ!見直した!」「杉村太蔵ぶっこむな」「太蔵、いい仕事した!」など、賞賛の声が多く投稿されている。

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