コロナ感染の市川九團次 舞台降板に悔しさ「陽性を受けた帰りの道端で座り込み涙が…」

[ 2021年8月28日 11:28 ]

市川九團次
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 新型コロナウイルスに感染し、療養することを発表した歌舞伎俳優の市川九團次(49)が28日、自身のブログを更新。舞台降板への悔しい胸のうちをつづった。

 前日にコロナ感染を発表し、「市川海老蔵 古典への誘い」の9月巡業を降板することを発表した、九團次。「身動きの取れない今、心の栄養として、この身体をしっかりささえてくださっています。ありがたい泣」と寄せられたファンからの多くの励ましの声に感謝。

 それでも「未だ、舞台に穴を開け、迷惑をかけてしまった申し訳ない気持ちと、舞台へ出ることを諦めざるを得ない気持ちはもどかしく。普通の風邪や例え熱が40度あろうとも、生死を彷徨う病気や怪我でない限り舞台は休まない世界であると生きてきたので、これくらいの症状で休むことはありえない世界、今回はそんな強い意志を持ってでも叶わぬコロナ感染者となり、その現実の辛さを味わっております。が、そんなことも、いつまでも言っていてはいけないので、皆様のお言葉通り身体休めて、1日でも早く、この体の中にあるウィルスを退散させねばと思います」と苦しい胸の内をつづった。

 市川海老蔵(43)への報告にも触れ、「当然この辛い事実をすぐさま、お話させていただいたわけですが、『舞台のことは心配するな、仕方ないんだ、大丈夫だから、安心して治療に専念を』とのお言葉を頂き、申し訳ない気持ちと病気に対する深い理解、優しいお気遣いに、陽性を受けた帰りの道端で座り込み涙が止まりませんでした。ありがたいっ。今思い出しても涙が溢れてきます。こんな時、特に人の優しさが身に沁みます」と記した。

 「本当にまずは治さないとですね これ以上、皆様にも心配をかけたくない」とも。「今までもお世話になってきたブログにて、できる限り発信し、元気であることだけでも知っていただこうと思ってます」とした。

 「今、同じように苦しんでいて、参考になる方もいてるかなと思うのと、情報交換の場にもなると思います たくさん配信できませんが これからも宜しくお願い申し上げます」と呼びかけ。そのうえで、さっそくこの日の朝の体温計の写真をアップ。「36・4℃」と記されおり、「平熱 昨夜は少しの微熱がありました」と報告。パルスオキシメーターの写真もアップし、「99」と表示されており、こちらも「酸素濃度系 正常ですよね」と安定している様子。

 九團次は27日のブログで、9月全国巡業「古典への誘い」に向けてのPCR検査で陽性と診断されたことを報告。すでに7月末で2回のワクチン接種を済ませており、「現時点では平熱でほぼ症状は出ておりません」と記していた。

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2021年8月28日のニュース