日テレ「メレンゲの気持ち」25年の節目で幕 久本雅美が号泣「心から感謝」

[ 2021年3月27日 13:27 ]

久本雅美
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 1996年4月にスタートした日本テレビの土曜昼のトークバラエティー「メレンゲの気持ち」(土曜正午)が27日に最終回を迎え、25年目の節目で幕を閉じた。

 タレントの久本雅美(62)が開始時から総合司会を務めるトーク番組。最終回は、現在のMC陣、久本、いとうあさこ(50)、プロフィギュアスケーターの村上佳菜子(26)「Hey!Say!JUMP」の伊野尾慧(30)の4人で「今だから言える最初で最後のMC4人旅」として放送した。

 オープニングで、いとうは「25年間ですよ、5年間。すばらしい。25年間、土曜のお昼を笑顔で彩ってきたわけですから」と拍手。久本も「ありがとうございます、皆さんのおかげです」と感謝した。ロケでは、4人でオープントップバスに乗り、今だからこそのスポットやグルメを体験しまくった。

 後半には、久本から「コロナだからできなくなったけど、この場を借りて、最終回なので、宴会的なものをやって、労をねぎらいたい」との提案で4人で宴会も。久本は「スタッフの皆々様、25年間、本当にありがとうございました。ずっとメレンゲをご覧いただいたさんにも心から感謝を込めまして。最後の乾杯をさせていただきます。皆さまのますますのご健勝?なんか知らないけど、祝って乾杯!ありがとうございます」と25周年を祝った。

 宴会では出し物も用意。伊野尾のカラオケ、村上&いとうのダンス、サプライズゲストとしてナレーションを担当した清水ミチコ(61)のスペシャルライブも行われた。“朝ドラ”ファンを公言する、久本のため、久本の半生を豪華キャストで描いた朝ドラ風の再現ドラマ「久本雅美物語」も放送され、ドラマを見ながら何度も涙をぬぐった久本。「これはもう持ち上げされすぎて、ちょっと恥ずかしい。今すぐ死んだ方がいい、いい気持ちで天に召したほうがいいんじゃないか」と照れ笑いをうかべつつ、念願の“朝ドラデビュー”に「出たかったー!」と涙を流し、「本当にすごい、本当に感謝」とスタッフからの贈り物に感激した。

 最後には25年目の節目の番組に「25年間、この番組をかわいがっていただ、視聴者の皆さん、本当にありがとうございました。何回も言うようですけど、スタッフさんのおかげであり、みんなが盛り上げてくれたMCのおかげであり、たくさんのゲストの皆さんのおかげです。本当に皆さんのおかげ、感謝しかないですね。心から感謝ですね」と号泣。最後は「いただいた恩と学びを忘れずに、これからも頑張っていきますので、ヨロチクビー!皆さん、ありがとう。サンキュー!」と明るく番組を締めくくった。

 ミシュラン掲載のレストランのロケでは、普段は街ブラコーナー「通りの達人」を担当し、番組内では共演することがなかった石塚英彦(59)も飛び入り。2000年1月からVTRで番組に参加している石塚は懐かしのロケの思い出などを語った。

 番組では、久本が熟練の話術を駆使し、ゲストの素顔を引き出すトークを展開。石塚英彦(59)が街ブラをしながらグルメを楽しむコーナー「通りの達人」も根強い人気を誇った。番組の特徴は、久本のほか2人の女性MC3人で進行すること。このMCを数年ごとに入れ替え、司会業に縁がなかった多くの女優を起用してきた。菅野美穂(43)や水野真紀(50)、三吉彩花(24)らが新たな一面を見せたほか、11年には当時7歳の女優芦田愛菜(16)を抜てき。「バラエティー番組の史上最年少MC」として話題になった。

 日テレ“土曜の顔”の終了はスポニチ本紙が昨年10月に報道。理由は視聴率ではなく、同局関係者は「節目の25年を前に、新鮮さを求めての決断。番組としての役目は十分に果たした。新たな番組に良い形でバトンを渡したい」と話した。

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