「シン・エヴァンゲリオン劇場版」公開再延期…23日の封切り直前「悲しい」「仕方ない」

[ 2021年1月15日 05:30 ]

シン・エヴァンゲリオン劇場版のポスター(シン・エヴァンゲリオン劇場版の公式サイトから)

 23日に封切りが予定されていた人気アニメシリーズの映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(総監督庵野秀明)の公開が延期されることが14日、公式サイトで発表された。首都圏などに緊急事態宣言が発令中であることから、配給側が総合的に判断した。新たな公開時期は未定。当初は昨年6月に公開が予定されていたがコロナ禍で延期となっており、再延期となった。

 シリーズ完結編として注目が集まる今作。東宝、東映とともに配給する製作会社カラーが延期を発表し「(新型コロナウイルスの)感染拡大の収束が最優先であると判断した」と説明。人気作品とあって全国300館以上で上映が予定されており、ある劇場関係者は「別の作品の上映の準備を進めている」と明らかにした。

 興行面で大きな打撃が予測されることも延期の理由となった。12年公開の前作「Q」は興行収入53億円を記録。配給関係者は「新作はそれ以上を見込んでいる」というが、現在は政府が宣言地域の映画館に午後8時までの時短営業の協力を要請している。同関係者は「外出自粛中で見に行けないという人も出てくる。ファンに届けられなくなれば数字も落ちる。延期はやむを得ない」と話した。

 95~97年に「新世紀エヴァンゲリオン」としてアニメや映画で人気を博したエヴァシリーズには熱狂的なファンも多い。07年に物語を再構築した「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズがスタートし、今作は「序」「破」「Q」に続く4作目にして完結編。公開直前での延期発表に、SNS上では「悲しい」「仕方ない」など落胆の声が広がった。

 配給大手の東宝と東映が作品の公開延期を決断したことで、他社にも追随する動きが出てきた。配給関係者は「既に延期が決まった邦画が数作ある」と話している。興行関係者は「映画館ではクラスターが発生した事例がなく、営業に問題はないとみている。一方で、映画を見るために人が外出する。配給会社も劇場も頭を悩ませている」と話している。

 ▽エヴァンゲリオンシリーズ 架空の大災害が起きた後の世界を舞台にしたSFアニメ作品。人類を襲う謎の敵「使徒」に、主人公の少年・碇シンジらが汎用(はんよう)ヒト型決戦兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットとなって立ち向かう。95~96年に「新世紀エヴァンゲリオン」がアニメで放送、97年に劇場版2作が公開。作品とともにアニメのオープニング曲「残酷な天使のテーゼ」は大ヒットし、現在もカラオケランキング上位の常連。

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