【明日1月12日のおちょやん】第27話 崖っぷちの一座で稽古に励む千代 千鳥の“志”に触れて…

[ 2021年1月11日 13:00 ]

連続テレビ小説「おちょやん」第27話。千鳥の家・居間にて。千鳥からあることを言われる竹井千代(杉咲花)(C)NHK
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 女優の杉咲花(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は12日、第27話が放送される。

 客の不入りが続けば半月後に劇場を追い出されるという、崖っぷちの千鳥一座。座員の清子(映美くらら)は、一座に客を呼び込むため、子どもに人気の芝居『正チャンの冒険』の公演を再び提案する。結果、猛反対する千鳥(若村麻由美)抜きでの上演が決まり、稽古の日々が始まる。千代(杉咲)も小さい役をもらい、初稽古に励みながら、千鳥の世話係もこなす日々。そんな中、図らずも千鳥が女優を志した理由に触れるのだった…。

 朝ドラ通算103作目。タイトルの「おちょやん」は“おちょぼさん”が訛り、茶屋や料亭などで働く小さい女中さんを意味する大阪ことば。女中奉公の8年間がヒロインの原点になっていることの象徴として採用された。TBS日曜劇場「半沢直樹」(2013年)「下町ロケット」(15年)「陸王」、テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」などのヒット作を生んだ脚本家の八津弘幸氏(49)が手掛け、朝ドラ初挑戦となるオリジナル作品。明治の末、大阪・南河内の貧しい家に生まれた少女・竹井千代(杉咲)が芝居の世界に魅了されて女優を目指し、のちに「大阪のお母さん」と呼ばれる上方のコメディエンヌになる姿を描く。

 主題歌はシンガー・ソングライターの秦基博(40)が書き下ろした「泣き笑いのエピソード」。語りは落語家の桂吉弥(49)が黒衣(くろご)役(観客からは見えないという約束事の下に舞台上に現れ、芝居の手助けをする人)として務める。

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