上方漫才協会大賞発表 ミルクボーイが大賞 内海「5年前では考えられへん」

[ 2021年1月11日 21:48 ]

ミルクボーイの駒場孝(左)と内海崇
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 「第6回上方漫才協会大賞」が11日、大阪・ミナミのなんばグランド花月(NGK)で発表され、ミルクボーイが大賞に輝いた。内海崇(35)は「5年前では考えられへん。何もノミネートされへんかったんで。ようやく獲れました」と涙。駒場孝(34)は「上方って付く賞はうれしい。光栄です」と語った。特別賞には和牛、話題賞はすゑひろがりず、マヂカルラブリー、新人賞はカベポスターが選ばれた。

 「M―1グランプリ2019」王者のミルクボーイは昨年、コロナ禍にもかかわらずテレビ150本以上、CM30本以上、舞台300ステージと大活躍。内海は大忙しで、コロナ禍でできなかった「全国ツアーで回りたい」と抱負。「ボディビルの大会にも出たい」と笑わせた。

 上方漫才協会会長・中田カウス(71)は「大賞にふさわしい。漫才に対する情熱がすごい。これまでの苦労が味になってる」と高く評価した。

 上方漫才協会大賞は今年で6回目。過去にアインシュタイン、吉田たち、トット、見取り図、ミキが大賞を受賞。その後の活躍につなげている。20年に活躍した芸人を対象に、各分野のプロデューサー推薦の55組から大賞1組が選出された。

 また、芸歴7年目以下の芸人が対象の新人賞は、昨年に行われた1年間のネタバトルの成績をもとに、大阪からカベポスター、ドーナツ・ピーナツ、フミ、東京から9番街レトロ、ぼる塾、令和ロマンの計6組がエントリー。この日のネタ披露を経て、カベポスターが新人賞に選出された。

 文芸部門賞はラフ次元、もも、キングブルブリン、ヒューマン中村、インディアンスの5組に決定。また、昨年「男前&ブサイク芸人ランキング」から一新された観客アンケートによる「オシャレ&ダサい芸人ランキング」では、「オシャレ」1位がコウテイ・九条ジョー、「ダサい」1位がエンペラー・安井に決定した。

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2021年1月11日のニュース