豊島竜王、永瀬王座に敗れるもリーグ5勝に納得 王将戦挑決Lプレーオフ

[ 2020年12月1日 05:30 ]

王将戦 挑戦者決定リーグ・プレーオフ ( 2020年11月30日    将棋会館 )

豊島将之竜王
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 将棋の第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグは30日、5勝1敗同士のプレーオフを東京都渋谷区の将棋会館で行い、リーグ初進出の永瀬拓矢王座(28)が豊島将之竜王(30)=叡王との2冠=を128手で下し、渡辺明王将(36)=名人、棋王との3冠=への挑戦権を手にした。

 自らの王に詰みがあることを見て取った豊島はゆっくりとスーツの上着をまとってから、負けを認めて静かに頭を下げた。1時間超の長考の末、中盤53手目に放った▲4四歩が「よくなかった」と敗因を分析。ただ、3期ぶり3度目の挑戦権獲得はならなかったものの、過酷なリーグ戦を5勝1敗で乗り切ったこともあって納得顔。終局後は淡々と「挑戦者にはなれなかったけれど、また来期も頑張りたい」と巻き返しを誓った。

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