「エール」土曜ナビ・日村勇紀 念願の本編出演&朝ドラ初出演「光栄」音響マン役 コント師の面目躍如?

[ 2020年11月14日 08:15 ]

連続テレビ小説「エール」第111話。土曜ナビゲーターを務めるバナナマンの日村勇紀が念願の本編出演&朝ドラ初出演。NHKの音響効果担当・春日部を演じる(C)NHK
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 NHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜前8・00)の1週間を振り返る土曜ナビゲーターを務めるお笑いコンビ「バナナマン」の日村勇紀(48)が今月16日に放送される第111話に登場し、念願の本編出演を果たすことが14日、分かった。主人公が音楽を担当するラジオドラマ「君の名は」の効果音を作る音響スタッフ役を演じる。テレビドラマに多数出演している日村だが、朝ドラは初出演。「役まで頂けるなんて、物凄く光栄です」と喜んだ。日村の出演シーンはコントのような展開といい、コント師としての演技力が期待される。終盤を迎えた「エール」も残り10回。第19週(10月19~23日)からの「戦後編」以降、北村有起哉(46)吉岡秀隆(50)泉澤祐希(27)志田未来(27)宮沢氷魚(26)ら豪華出演者が続々。“手綱を緩めない”キャスティングに日村も名を連ねた。

 俳優の窪田正孝(32)が主演を務める朝ドラ通算102作目。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(40)以来、約6年ぶり。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909―1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描く。

 連続テレビ小説は月~土曜の週6日放送してきたが、制作に時間のかかる4K撮影や働き方改革のため、「エール」から土曜の放送をなくし、週5日に短縮された。土曜は「1週間の振り返り」を放送し、日村が“朝ドラおじさん”ことナビゲーターを担当している。

 第23週「恋のメロディ」(11月16~20日)は、1952~54年にNHKで放送され、空前の大ヒットを記録したラジオドラマ「君の名は」の誕生が描かれる。日村が演じるのは、NHKの音響効果担当・春日部役。劇作家・池田二郎(北村有起哉)による「君の名は」に四苦八苦しながら効果音を作っている。

 日村は「僕は朝ドラのただのファンで、ずーっと楽しみにしてきましたが、そんな僕にまさか土曜日の“朝ドラおじさん”だけでなく、役まで頂けるなんて、物凄く光栄です」と歓喜。最初の登場シーンがやっぱり違和感凄いですが、是非見てください!よろしくお願いします!」と呼び掛けた。

 制作統括の土屋勝裕チーフプロデューサーは「毎朝、ウオーキングから帰って『エール』を見ているという日村さん、朝ドラ大好きとのことで、土曜日の1週間まとめのナビゲーターを務めていただきました。そんな日村さんのたっての願いが『エール』に出演すること。相応しい役があったらその時はお願いしますと、ずっとお待ちいただいていたのですが、この春日部役がピッタリだと思いオファーしました。春日部はラジオドラマ『君の名は』で音響効果を担当するのですが、池田脚本の無理難題に裕一の助言で乗り越えていきます。そのやり取りは、まるでコントのような展開になっています。お笑い芸人・日村さんの面目躍如のシーンになると思い、オファーしました」と起用理由を説明。

 「実際に収録現場では、ラジオドラマのお芝居に合わせて足音やドアの開閉音など、汗をかきながら一生懸命に音をつけている様子を見ているだけでも微笑ましく、楽しいシーンになったのではないかと思います」と日村の演技力を絶賛している。

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