コロナ禍でも「鬼滅」フィーバー止まらない!炭治郎役・花江夏樹「しばらく歩けないくらい泣いた」

[ 2020年10月18日 05:00 ]

劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」のポスター (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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 大ヒット漫画のアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が公開2日目を迎えた17日、東京のTOHOシネマズ六本木ヒルズで声優、主題歌「炎(ほむら)」を歌うLiSA(33)らが舞台あいさつを行った。

 公開初日にTOHOシネマズ新宿で、全12スクリーンのうち11スクリーンを使って合計42回も上映するなど列島が鬼滅フィーバーの真っただ中。この日の舞台あいさつにも約500人のファンが詰めかけた。ネット上は「大号泣した」などの書き込みであふれており、主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)役の声優・花江夏樹(29)は「僕も見たときしばらく歩けないくらい泣いてしまった」と話した。テレビアニメの「紅蓮華」に続き主題歌を担当したLiSAは「実際に見たら、自分が思い描いていた歌詞のフレーズを思い出すシーンが多かった。大切に映像の中に盛り込んでいただけてうれしい」と語った。

 公開2日目も複数のスクリーンで上映する劇場が全国各地で続出。邦画関係者は「配給会社も上映回数を把握できていないのではないか。観客動員も2日で100万人を突破したはず」と驚きの表情。配給関係者は「コロナ禍でここまで入るとは。この稼働率は凄い。興行収入は100億円を超える勢いだ」と話した。

 LiSAの「炎」も記録的数字を叩き出している。16日午後10時にYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」にLiSAが「炎」を歌唱する動画が投稿されると、一晩で再生回数が100万回を超えた。17日深夜には、なんと280万回を突破。世界的知名度を誇るピコ太郎の手洗い動画「PPAP―2020―」でさえ公開当初、1日の再生回数は約100万回だった。

 業種を問わず企業とのコラボ企画も続々登場。「鬼滅」を巡る社会現象は、まだまだ続きそうだ。

 ▽鬼滅の刃(きめつのやいば) 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)氏の漫画。主人公の炭治郎が鬼になってしまった妹・禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため“鬼狩り”へと進む物語。2016年から今年5月まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載。昨年放送されたテレビアニメで人気が爆発し、今月2日発売の最新22巻は初版で370万部を記録。コミックスの累計発行部数が1億部を突破している。登場人物と同じ髪色にする“鬼滅カラー”も流行するなど社会現象に。映画では短期間で40人以上が行方不明となった無限列車で、炭治郎らが史上最強の敵と戦いを繰り広げる。

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