小池都知事「後に研究論文にしてもいいくらい」外出自粛要請に対する協力と効果に

[ 2020年5月24日 16:06 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 東京都の小池百合子知事と、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(50)が24日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)でリモート討論した。

 新型コロナウイルスへの対応について、橋下氏は、4月7日に安倍晋三首相が出した「緊急事態宣言の効果というモノが本当にあったのか、どうなのかということは僕は大いに疑問で」と持論を展開。

 「小池さんが3月25日に外出自粛要請を強烈にやって。あの時には“8割の人との接触を削減しましょうなんて言わずに外出を自粛して下さいね”っていうメッセージだけ」で一定の効果は見られたと私見を述べた上で、「結果論としてはどうですかね」と問いかけた。

 小池知事は「ロックダウン(都市封鎖)」の表現も用いた3月の要請について、専門家会議や諮問会議の有力メンバーから「重大局面というWARNING(警告)では非常に大きな役割を果たしたというふうに評価をしていただいております」と回答。

 「やはり、いつ何を言うかということは重要ですし、それに対して罰金や罰則もなく、よくこれだけみなさま方が守っていただいて。それによって本当に東京の街も一変しました。大阪もそうだったと思いますけども、これほどのことをですね」と自粛効果を強調した。

 さらに、罰則などを設けている他国と比較しながら「そういうこと(罰則など)も何もなく、ここまでこられるというのは、私はですね、これは後に研究論文にしてもいいくらい、分析してもいいくらい」だとも。

 「この日本国民のですね、また都民の府民の、いろんな協力の仕方というのは凄いものがあるなと改めて考えたところです」と述べた。

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2020年5月24日のニュース