西川忠志 来年3・15吉本新喜劇入団10周年記念公演 父・きよしから「死にものぐるいで挑め」

[ 2019年12月25日 11:57 ]

西川忠志・吉本新喜劇入団10周年記念公演「感謝」の発表会見に臨んだ(左から)吉田裕、池乃めだか、西川忠志、内場勝則、島田珠代
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 俳優の西川忠志(51)が25日、大阪市内で、来年3月15日に「なんばグランド花月」で吉本新喜劇入団10周年記念公演「感謝」の開催を発表した。西川は「お客様、スタッフ、共演者の皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。西川忠志がこんな色合いも出せるんだというところを、少しでも出せるよう頑張ります」と抱負を語った。

 父・西川きよし(73)、母・西川ヘレン(73)の長男として1968年に“吉本のロイヤルファミリー”と呼ばれる西川家に生まれた忠志。大学在学中にドラマで俳優デビュー。舞台などで活躍した。共演した森繁久弥さん、森光子さん、藤山直美さん(60)らを間近に見て「喜劇を勉強したい」と2009年3月、父の後を追って吉本へ移籍。同11月17日に「吉本新喜劇」に入団した。

 10年前、忠志の初舞台後の入団会見で同席した当時座長の内場勝則(59)と、池乃めだか(76)がこの日も会見に出席。テレビや舞台で活躍しながら新喜劇に入団する西川を「エエ芝居してたのに今さら、なんで新喜劇に」とめだかは感じたそうだが、「10年前の不安は払拭しましたね」と成長の跡を認めていた。

 忠志の新喜劇入団後初舞台の座長だった内場は、10年前のエピソードを披露。名古屋での仕事の後、共演していた父・きよしに誘われて大阪でてっちりをご馳走になった。その後、北新地へ飲みに行き、トイレに入って戻ってくると、カウンターには父・きよしと母・ヘレンが1つ席を空けて座っていた。間に挟まれた内場はきよしから「忠志を頼むで」と言われ、ヘレンからもお願いされて「いっぺんに酔いが覚めた」と当時を思い出していた。

 父・きよしから「ホンマにありがたいな。死にものぐるいで挑みなさい」とエールを贈られた。当日は「いつもよりホロッとして頂ける部分を3割ぐらいに増やして」と“忠志色”を出した新喜劇を企画。ゲストには親交のある女優の戸田恵子(62)が登場。新喜劇の舞台を初めて踏む。

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2019年12月25日のニュース