「きのう何食べた?」続編正月SP 山本耕史、磯村勇斗らレギュラー陣続投!ケンジ、押しつぶされそうに…

[ 2019年12月22日 05:30 ]

テレビ東京「きのう何食べた?正月スペシャル2020」の1場面(左から西島秀俊、内野聖陽)(C)「きのう何食べた?正月スペシャル 2020」製作委員会
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 俳優の西島秀俊(48)と内野聖陽(51)がダブル主演を務め、今年4~6月に大反響を呼んだテレビ東京の連続ドラマ「きのう何食べた?」の続編「きのう何食べた?正月スペシャル2020」(来年1月1日後10・00~11・30)に、主要レギュラーがほぼ続投することが21日、分かった。

 原作は青年漫画誌「モーニング」(講談社)に連載中のよしながふみ氏の同名コミック。料理上手で几帳面な倹約家の弁護士・筧史朗(通称シロさん、西島)と、その恋人で人当たりが良い美容師・賢二(通称ケンジ、内野)のホロ苦くも温かい同居生活を、日常の食卓を通じて描いた。

 初回(4月6日)放送において「きのう何食べた?」がツイッターの世界トレンド1位。最終回(第12話、6月29日)後には「何食べロス」の視聴者が続出した。視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)も深夜(ドラマ24、金曜深夜0・12)としては高い3%台を連発。6~9月に「きのう何食べた?」展が東名阪で開催されるなど人気を博した。

 約3年ぶりのテレビドラマ出演、約16年ぶりのテレ東ドラマ出演となるゲストの宮沢りえ(46)とともに、他の出演者も発表。田中美佐子(60)マキタスポーツ(49)山本耕史(43)磯村勇斗(27)高泉淳子(61)チャンカワイ(39)中村ゆりか(22)松山愛里(29)椿弓里奈(31)山本楽(16)唯野未歩子(46)奥貫薫(49)田山涼成(68)梶芽衣子(72)が名を連ねた。

 田中が演じる佳代子の夫・富永(矢柴俊博)と娘・ミチル(真凛)は、たまたま富永家のシーンがなかったため、登場しない。

 脚本の安達奈緒子氏も続投。正月スペシャルは時系列としては連ドラ最終回の後の、とある日常を“3章構成”で紡ぐ。いずれも原作にあるエピソードを基に、連ドラの世界観が踏襲される。

 【ストーリー】<第1章>3月のとある金曜日の夜。筧史朗(西島秀俊)と矢吹賢二(内野聖陽)は、小日向大策(山本耕史)に芸能人御用達の超高級焼肉店へ呼び出される。そこには井上航(磯村勇斗)の姿も。あまりの場違いな空気にうろたえる2人の前に、何と史朗が長年憧れ続けた女優・三谷まみ(宮沢りえ)が現れる。まみのマネジャーの離婚問題の弁護を史朗が担当したお礼だというが、カッコつけながらも“脳内幸せ物質”があふれ出てしまっている史朗。そんな様子を見てムッとした賢二は、自分が史朗の彼氏だと、まみに言い放つ。実はこの後、史朗の誕生日サプライズを賢二は考えていて…。

 そんな中、史朗の元に久栄(梶芽衣子)から連絡が入る。悟朗(田山涼成)の通院費を工面してほしいというお願いだった。中村屋で会った富永佳代子(田中美佐子)に、史朗は親の老後資金への不安を吐露。20年前、久栄はあることにお金を使い込んでしまい、貯金はほぼゼロの状態なのだ。だが、史朗はそれを自分のせいだと思っていて…。そんな心配を抱えながら、史朗は久栄が送ってくれたどんこを使って夕飯を作り出す。

 <第2章>4月下旬のとある土曜日の夜。史朗と賢二の家で、小日向は憔悴し切っていた。つい数時間前のこと。急な仕事を断れず、航との約束をキャンセルして潮干狩りへ行った小日向は、大量のアサリを抱えて帰宅した。もともと機嫌が悪かった航は、そのアサリを見るなり、号泣。「アサリが苦手だ」と泣き叫び「何の仕返しだ」とヘソを曲げてしまう。仕方なく史朗たちの家にアサリを持ちこんだというわけだ。いつもの騒ぎかと思いきや、この日の小日向はなぜか深刻な顔つきで…。

 デイトレーダーの航は、自宅で仕事をしている。この日のトレードを終えた航は、冷蔵庫で食べ物を探すが、気分に合ったものが見つからなかった。そんな中、冷凍庫で史朗が小日向に持たせたアサリのパックを発見する。何かを思いついた航が、珍しく料理をしようと外へ出ると、買い物中の賢二と遭遇。意外な共通点で意気投合する。

 <第3章>5月中旬のとある深夜。忙しい史朗に代わり、料理や家事をしていた賢二だったが、レシートを計算すると、1週間で予想以上に浪費したことが発覚し、頭を抱える。史朗に怒られるのを恐れ、隠ぺいしようとするが、さすがに買い物を工夫しなければと反省した賢二は、倹約方法のリサーチを始める。すると三宅レイコ(奥貫薫)から、近所のスーパーのチラシが全部見られるという、チラシアプリに登録するといいとのアドバイス。その甲斐もあって、賢二は次第に予算が抑えられるようになっていく。

 しかし、多忙を極める史朗とのすれ違い生活は、早くも3週間が経過していた。独りの食卓、食べてもらえない夕食の食器――。やがて賢二は寂しさで押しつぶされそうになる。

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2019年12月22日のニュース