ヘイセイ伊野尾 生放送でジャニーさんしのぶ “10円の子”と覚えられ「ユーは真面目だな」

[ 2019年7月11日 07:59 ]

ジャニーズ事務所の外観
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 「Hey!Say!JUMP」の伊野尾慧(29)が11日、フジテレビ「めざましテレビ」(月~金曜前5・25)に生出演。9日に亡くなったジャニー喜多川社長(享年87)をしのび、思い出話を笑顔で語った。

 ジャニーさんは6月18日に自宅で倒れ都内の病院に緊急搬送。伊野尾は「僕らもHey!Say!JUMP全員で行かせていただくこともありましたし、時間があればスケジュールの合うメンバーで行かせていただいて」と振り返り、「僕らが行った時、ジャニーさんの体温が下がっていた時で、僕らが体をさすって。そういう時ってちょっと深刻な雰囲気になるかもしれないけど、自然とジャニーさんの思い出話をしていたら、みんな気づいたら笑顔になっていて、やっぱりジャニーさんの思い出って楽しい思い出が多い。そしたら、ジャニーさんの体温も少し戻って、僕らの気持ちに応えてくれたのかなという感じがしました」と思い出話で体調が回復したエピソードを明かした。

 ジャニーさんとの出会いは小学5年生だったという伊野尾。「当時ジャニーさんが『ジュース買っておいで』って僕らジュニアに100円玉を配ってくれていたんですけど、僕、ジュース買って10円玉のお釣りを毎回返していたんです。そしたら、僕のこと、覚えてくれて。『ユーは真面目だな。10円玉を持っていていいんだよ』って。そんな思い出もたくさん思い出しますね」と当時を懐かしんだ。

 ジャニーさんが演出する舞台にも出演しているが、「僕らももちろんフライングもしましたし、Hey!Say!JUMPのメンバーは空中ブランコもやりましたし、綱渡りもやりましたし、時にはワンちゃんと一緒に縄跳びを飛んだりして、ジャニーさん、僕らをサーカス団にするつもりなの?って思ったりもしましたね」と苦笑する場面も。ステージのこと以外にも多くのことを学んだ。「小中学生の頃の何気ない会話だったんですけど、ジャニーさんが『笑いを取るのは簡単だよ。みんなと逆の事を言えばいいんだよ』という話をしていて、当時はジャニーさん、何を言ってるんだろうなと思ったんですけど、そういう何気ない会話の中にもテレビの世界というか、エンターテインメントの世界で生きていくことが隠されていたんだなと思いますね」としみじみ。

 ジャニーさんは「不思議な存在ですね」と伊野尾。「ジュニアの頃、子どもの頃はしょっちゅうご飯にも連れていっていただきましたし、車で送り迎えもしてもらいましたし、ご飯を食べに行って、僕らが北京ダックを頼んだら、『ユーたち、何そんな高いもの頼んでるんだよ!』って怒られたり。僕らの自転車を買いに行ってくれた時には、ジャニーさん、自転車の値切りなんかもしていて」と意外なエピソードで笑いを誘い、「もちろん、エンターテインメントの世界も教えてもらったんですけど、それ以外に人間としての生き方というか、そんなことも教えてくれたような気がします。近くで見てくれていたと思います」としのんだ。

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2019年7月11日のニュース