前田敦子 ロケ先の茨木高の生徒からサプライズで花束もらい「自分の誕生日、忘れてました」

[ 2019年7月11日 20:12 ]

大阪・茨木高校で開催された「葬式の名人」のプレミア先行上映会で登壇した(左から)高良健吾、阿比留照太、前田敦子
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 映画「葬式の名人」(8月16日茨木市先行公開、9月20日全国公開、樋口尚文監督)の完成披露プレミア試写会、取材会が11日、大阪・茨木市の府立茨木高であり、前田敦子(28)、高良健吾(31)、尾上寛之(33)ら出演メンバーが揃って登壇した。前日10日に28回目の誕生日を迎えた前田はロケ先の茨木高吹奏楽部有志の「HAPPY BIRTHDAY」の演奏に感激。在校生から花束をもらい「自分の誕生日、忘れてました」と笑った。

 前田はシングルマザー・渡辺雪子を熱演。自身も3月に男の子を授かったが、映画での息子役・阿比留照太(10)には「こんな可愛い息子がいたら、シングルマザーでも楽しい。役でも現実でもしっかりしてる。ずっと前向きで生きていけると思います」と感心ばかりしてみせた。実際に、撮影に3日遅れで合流した前田が、他の役者と打ち解けられるように雰囲気作りをしてくれたそうで「ロケ車の中で私が真剣に考え事をしていた時には黙ってくれてた。私のセリフも覚えてくれてたし」と阿比留への褒め言葉に終始した。

 一方の阿比留は「あっちゃんママがセリフを練習してるところが可愛かった」と明かして笑いを誘い「あっちゃんママもボクもトマトが好きで、2人でこっそり食べてました」と裏話を披露した。

 映画は市制施行70周年の大阪・茨木市が舞台で、同市で育った作家・川端康成氏の作品をモチーフに制作。両親、祖母、姉、祖父と身近な肉親を次々に亡くす悲運に見舞われた川端が、地方の葬式の習慣を心得ていたため「葬式の名人」と呼ばれていたという。ロケは昨年7月下旬~8月中旬にすべて茨木市内で敢行。この日の完成披露先行試写会はロケ地として使用され、川端康成氏、脚本・プロデューサーの大野裕之氏(45)の母校である茨木高体育館で開催された。奇想天外な高校の同級生のお通夜を体験する人々が描かれている。

 他には中西美帆(30)、奥野瑛太(33)、佐藤都輝子(36)、樋井明日香(28)、樋口尚文監督(57)が登壇した。

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2019年7月11日のニュース