三谷幸喜氏新作「風雲児たち」に高嶋政伸&小日向文世&遠藤憲一!「真田丸」勢23人

[ 2017年11月7日 11:23 ]

正月時代劇「風雲児たち〜蘭学革命篇〜」に出演する(左から)高嶋政伸、小日向文世、遠藤憲一(C)NHK
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 昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」の脚本を担当し、ブームを巻き起こした劇作家・三谷幸喜氏(56)の新作ドラマとして注目される同局の正月時代劇「風雲児たち〜蘭学革命(れぼりゅうし)篇〜」(来年1月1日後7・20)に、高嶋政伸(51)小日向文世(63)遠藤憲一(56)が出演することが7日、番組公式サイトで発表された。「真田丸」で北条氏政役の高嶋、豊臣秀吉役の小日向、上杉景勝役の遠藤と有名武将を演じた3人が揃い踏み。これまで発表されたキャスト23人が全員「真田丸」出演者というファンには“夢の配役”となっている。

 原作は、みなもと太郎氏(70)の同名大河歴史ギャグ漫画。今回は、前野良沢と杉田玄白による“蘭学事始”を描く。

 西洋医学書「ターヘル・アナトミア」の日本初の和訳に一心同体で取り組んだ良沢(片岡愛之助)と玄白(新納慎也)の2人。鎖国ど真ん中の江戸中期に革命的な翻訳を成し遂げた。しかし、刊行された「解体新書」に良沢の名前はなく、名声は玄白だけのものとなった。2人の間に一体、何が起きたのか…。笑いとサスペンスに満ちた新しい三谷流歴史ドラマが生まれる。

 高嶋演じる高山彦九郎は、幕末の志士たちに大きな刺激を与えることになる群馬出身の尊王思想家。「寛政の三奇人」の1人。人付き合いの苦手な前野良沢となぜか気が合い、その交流は生涯続いた。「真田丸」では氏政を怪演した。

 小日向演じる吉雄耕牛は、幕府の公式通訳「オランダ語通詞」の最高位・大通詞を務め、前野良沢をはじめ当時の蘭学者の多くは耕牛の教えを受けたほど。「解体新書」の序文を依頼され、著者名にはない良沢の業績を称えた。「真田丸」では新しい秀吉像を作り出した。

 遠藤演じる須原屋市兵衛は、江戸最大手の版元(出版社)「須原屋」グループの1人。鎖国時代の江戸において、海外に関連する先鋭的な書籍を次々に出版し物議を醸した。「解体新書」を大ベストセラーに導いた立役者。「真田丸」では景勝を熱演した。

 愛之助、新納のほか、山本耕史(40)が平賀源内、草刈正雄(65)が田沼意次を演じるなど、「真田丸」メンバーが再集結し、話題になっている。演出はNHKエンタープライズのエグゼクティブ・ディレクター、吉川邦夫氏。「真田丸」プロデューサー5人体制のうちの1人として三谷氏と脚本作りに携わった。もともとはディレクターで「真田丸」第4話「挑戦」の演出も担当している。

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2017年11月7日のニュース