「銀シャリ」鰻和弘 ライブペイントで自慢のアート披露も「漫才が一番です」

[ 2017年10月6日 21:12 ]

京都で開催された「ライブペイント」で自作の絵の前で乳首アートも披露した銀シャリ・鰻和弘
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 「京都国際映画祭2017」の12日開催を前に昨年のM―1王者「銀シャリ」の鰻和弘(34)が6日、京都の藤井大丸でライブペイントを開催した。

 鰻は小学1年から9年間、自作の漫画を書き続けたほどの漫画好き。鰻独特のシュールで味のある世界観で描き上げる作品が評判だ。14年には書き溜めてあった作品から77本を選んで、1コマ漫画集「どう使うねん」(竹書房)を出版したこともある。テレビ朝日系「アメトーーク」(日、木曜)の人気企画「絵心ない芸人」に、絵心のある芸人としての出演を熱望し、「出たい。メチャ上手いわけじゃないけど」とオファーを心待ちにしていた。

 この日は集まった100人のファンを前に、まずは自らの乳首を題材に花火を描いた“乳首アート”を披露。さらに高さ2メートルのボードに、ファンの小学生3人を題材にして「砂場の砂で造った藤井大丸」と百貨店を描いた。60分の予定を30分オーバー。その間「こんなに見つめられながら描くのは緊張します。恥ずかしい」と言いながら、ファンサービスでトークを広げようとしたが「喋りながら描けない。スマホをやりながら喋れないぐらいですから」と同時に2つのことができないそうだ。

 「今年のM−1の優勝は?」とのファンからの質問には、描く手を止めて「和牛?大本命がプレッシャーの中、やれるか」と前回覇者の気持ちで答えた。あとはほとんど無言。「こんなデカい絵を描いたことがない」と鰻。それでも、100人のファンは鰻の描く絵を、食い入るように見つめていた。

 「貧乏だったけど、父親が文房具関係の仕事をしていたので、紙とペンだけはあった。漫画を描くキッカケです。小1から中3まで54冊も漫画を描いた。メチャ上手いわけじゃないけど、最低限の絵は描けますよ。アメトーークの絵心ない芸人?出たいですね」

 先日、相方の橋本直(37)が人気企画「立ちトーク」に出演したが、鰻も単独での出演を狙う。

 また、最近、新たに夢を持ったそうで、「デートの待ち合わせ場所のモニュメントを造ってみたい。ハチ公前(東京・渋谷)や、ビッグマン(大阪・梅田)みたいな感じの。5秒間ずっと見つめてしまうような。まだ、イメージはハッキリしてないけど、ずっと考えてます。市役所の方々、観光大使のオファーと一緒にお願いします。お金を払ってでも造りたい」と、芸術意欲はモニュメント作成に向かっているようだ。もちろん「漫才ありき。漫才が一番です」と言うのも忘れなかった。

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2017年10月6日のニュース