「ナナマル―」「ユーリ!!」アニメ界で進む新ジャンル開拓

[ 2017年5月26日 10:00 ]

7月放送のテレビアニメ「ナナマルサンバツ」(C)杉基イクラ/KADOKAWA (C)7○3×クイズ研究会
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 7月から日本テレビ系で放送されるテレビアニメ「ナナマルサンバツ」は、競技クイズを題材にした珍しい作品だ。漫画家杉基イクラ氏が月刊誌「ヤングエース」で連載している同名漫画をアニメ化した。

 主人公の越山識が競技クイズと出合い、文蔵高校クイズ研究会の仲間と切磋琢磨(せっさたくま)していくという熱血クイズ作品。ヒロイン深見真理の声優を、テレビアニメでは初のレギュラー出演となる女優の川島海荷(23)が務めることでも話題となった。

 主人公たちのクイズバトルを楽しめるだけでなく「読ませ押し」などの競技クイズならではの用語に触れる機会にもなる。タイトルの「ナナマルサンバツ」も、7問正解で勝ち抜け、3問誤答で失格というクイズ形式(7○3×)に由来する。クイズに関する知識を深められる作品だ。

 クイズの描写がどのように描かれるかは見てみないと分からないが、キャラクターと画面越しに早押し対決をするような楽しみ方もできるかもしれない。さまざまな面白さが想像できる作品で、放送が今から楽しみだ。

 昨年10月放送のフィギュアスケートを題材にした「ユーリ!!! on ICE」、今年3月まで放送されたラグビーアニメ「ALL OUT!!」など、ここ最近、これまでになかったジャンルの作品が増えている。

 こういった作品は、もともとアニメを見ていた人はもちろん、アニメをあまり見ないフィギュアスケートファンや、ラグビーファンにとってアニメに触れるきっかけになると思う。「ナナマル―」にも、多くの人の目に触れ、アニメの楽しさを広めてくれる作品となることを期待したい。

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2017年5月26日のニュース