フジ亀山社長 退任前最後の定例会見であいさつ「4年間お世話に」

[ 2017年5月26日 15:05 ]

フジテレビの亀山千広社長
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 6月に退任することが決まったフジテレビの亀山千広社長(60)が26日、東京・台場の同局で行われた定例社長会見に出席。会見冒頭、「4年間いろいろとお世話になりました。本当にありがとうございました」と改めて退任のあいさつをした。

 亀山社長の退任は6月28日の株主総会において正式決定されることから、定例会見への出席はこの日が最後となる。良くも悪くも亀山社長の定例会見は各局の中で最も注目を集め、発信力は随一だった。亀山氏はドラマプロデューサーとして「ロングバケーション」「踊る大捜査線」などを大ヒットさせ、フジ黄金期を築いた経験から2013年6月に社長就任。同局は視聴率争いで12年度に民放3位に転落していたこともあって、巻き返しへの手腕発揮が期待された。

 就任後の14年3月には、32年間続いた長寿番組「笑っていいとも!」を打ち切り。同6月に、社員約1500人の3分の2にあたる約1000人が関わる過去最大級の人事異動を断行するなど改革に努めた。しかし、昨年は年間視聴率で民放4位に沈むなど、目立った成果を残せないまま任期4年で社長の座を去ることになった。亀山社長は3月末の定例会見で進退を問われ「全く考えていない。何とか復活の兆しを見せていけるようにやっている最中だ」と話していた。

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2017年5月26日のニュース