月9「貴族探偵」異例のスピンオフ制作 史上初「とくダネ」内で放送

[ 2017年4月17日 12:45 ]

月9「貴族探偵」のスピンオフドラマにも出演する田中道子
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 嵐の相葉雅紀(34)が主演を務めるフジテレビ「貴族探偵」(17日スタート、月曜後9・00)のスピンオフドラマが制作されることが分かった。同局「とくダネ!」(月〜金曜前8・00)の中で毎週月曜にオンエアされる。看板枠「月9」作品のスピンオフドラマが「とくダネ!」内で放送されるのは史上初。

 この日、「とくダネ!」の中で発表され、スピンオフ第1話がオンエアされた。

 1987年4月からドラマ枠になった同局の看板枠「月9」の30周年を飾る話題作。原作は、2011年に「隻眼の少女」で日本推理作家協会賞に輝くなど、推理小説の常識を覆す作品を世に送り続けている俊才・麻耶雄嵩(まや・ゆたか)氏の「貴族探偵」「貴族探偵対女探偵」。主人公は召使いに推理を任せ、本人は何もしないという異色の探偵を描く。

 スピンオフは神奈川県警察の鑑識・冬樹和泉役の田中道子(27)と刑事・常見慎吾役の岡山天音(22)が出演する約2分のミニドラマ。その日夜に放送される本編の事件が解決した後の2人のやり取りを先に描く異例の試み。「とくダネ!」スタッフがスピンオフドラマの構成などに関わっており、情報制作局がドラマに携わるのも異例。

 この日、番宣のため「とくダネ!」に生出演した相葉らもスピンオフ制作に驚いていた。

 今回の企画意図について、本編「貴族探偵」の西坂瑞城プロデューサーは「月9ドラマ『貴族探偵』の不思議な世界観を視聴者にいち早くお届けするべく、毎週月曜日の『とくダネ!』で、その夜に放送されるドラマ『貴族探偵』の内容を先取りしたスピンオフドラマを放送します。『とくダネ!』スピンオフドラマは、劇中で貴族探偵に振り回される役柄の刑事・常美と鑑識・和泉が、解決したばかりの事件、つまり、当日ドラマで放送される事件についてボヤキ交じりのトークを展開する設定。いわば視聴者に近い2人の“ボヤキ”によって神出鬼没で正体不明な貴族探偵の謎を引き出し、当日放送される『貴族探偵』の内容をあえて先出することで、さらに本編を楽しんでいただけるような仕掛けにするべく企画しました」と話している。

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2017年4月17日のニュース