MBSラジオ「ネットワーク1・17」16日に特別編「どうバトンを渡すか」

[ 2017年1月14日 18:00 ]

メーンパーソナリティーのMBS千葉猛アナウンサー
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 大阪・MBSラジオ「ネットワーク1・17」(日曜前5・30)の特別番組が16日、放送される。阪神・淡路大震災が発生した3カ月後の1995年4月15日に始まった同番組は「被災者に向けた、被災者のための、被災者の支えとなる番組」として放送は既に1000回以上を数える。今回は「ネットワーク1・17SP ここから始める」として、16日午後7時から同局・千葉猛アナウンサー(49)、フリーの野村朋未アナウンサーが4人のゲストを招いて、当時、被害の大きかった阪急伊丹駅前からの1時間の生中継を行う。

 震災から22年が経ち、震災の記憶が薄らいでいく中、番組担当のラジオ局・亘佐和子プロデューサーは「今年のテーマがは震災経験のバトンをどう受け渡すか」と説明。2年前の震災20年を最後に追悼行事を終える例があり、また、被災者の高齢化が進んでいるのが現状。一方で、新たに追悼行事をスタートしたり、震災を知らない若い世代が遺族ら被災者から聞き取り調査を行って、子どもたちに伝えるなど新たな動きもある。「震災経験の新しい担い手にこだわりました」と亘プロデューサーはアピールした。

 通常放送の15日は「火災の教訓」、22日は「あの日を知らない若者が伝える震災」がテーマ。また、17日は「子守康範 朝からてんコモリ!5時ですよ〜」(月〜金曜前5・00)の中で、地震発生の午前5時46分の前後に阪急伊丹駅前から生中継する。

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2017年1月14日のニュース