「バイプレイヤーズ」自虐ネタにネット反響「主演?テレ東だろ」

[ 2017年1月14日 12:35 ]

14年越しの共演が実現した名脇役6人(左から松重豊、遠藤憲一、光石研、寺島進、田口トモロヲ、大杉漣)(C)「バイプレイヤーズ」製作委員会
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 日本映画界に不可欠な名脇役、遠藤憲一(55)大杉漣(65)田口トモロヲ(59)寺島進(53)松重豊(53)光石研(55)=アイウエオ順=の6人が“主演”を務めるテレビ東京「バイプレイヤーズ〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜」(金曜深夜0・12)が13日深夜、スタート。名脇役6人の“奇跡の共演”をはじめ、自虐ネタやパロディーなどがSNS上で反響を呼んだ。

 6人が本人役を演じ、共同生活を送るという設定の異色作。中国の動画配信サイトから大型ドラマのオファーを受けた6人の名脇役。演出を手掛ける世界的な有名監督は「役作りで絆を深めるため、シェアハウスで3カ月の共同生活を送る」ことを要望。“おじさんだらけのテラスハウス”が始まった――。

 名脇役6人の“夢の共演”に加え、第1話のゲストは本人役に扮した役所広司(61)。インターネット上には「テレ東、攻めすぎ」「このメンツ、凄すぎ」などと絶賛の声が続々。「おじさん俳優がかわいい。おじさん好きには最高」などと“萌える”人も。本編後には「バイプレトーク」と題した6人によるフリートークのコーナーがあり、喜ぶ視聴者が相次いだ。

 緩く渋い「ゆるシブコメディー」と銘打ったが、中盤、自虐ネタで笑いを誘った。あるトラブルが起こり、大杉が「たまにはやろうよ、みんなで主役をさ」と5人を鼓舞すると、寺島が「ちょっと待ってよ。オレもみんなも主役やってるよ。松重だって、遠藤だって」と反論。すると、光石が「テレ東だろ」とポツリ。遠藤が「テレ東の何が悪いんだ」と問い、言い争いが始まる。あくまでドラマとしてのセリフだが、同局の自虐ネタにSNSには「テレ東のお家芸、最高」などの書き込みが殺到。番組公式ツイッターも「テレ東だろ」をハッシュタグにして、つぶやいている。

 ドラマ冒頭、大杉は「この間、総理大臣やったら、ゴジラに殺されたんだよ」。昨年の大ヒット映画「シン・ゴジラ」で演じた大河内清次首相のネタを突っ込んできた。第2話「バイプレイヤーと共演NG」の予告編には「相棒」ならぬ架空の刑事ドラマ「相方」が登場し、パロディー満載になりそうだ。第2話のゲストは荒川良々(42)池松壮亮(26)。本人役を演じる。

 6人を特集した2002年秋の映画祭から14年。ついに実現した共演は深夜の放送ながら話題沸騰。“伝説のドラマ”になりそうだ。

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2017年1月14日のニュース