“逃げ恥”効果!ロケ地の寺が初詣客で大にぎわい 新たな縁結びスポットに

[ 2017年1月3日 09:00 ]

 全国の寺社では2日、多くの初詣客でにぎわった。昨年大ヒットしたTBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のロケ地となった山梨県内の寺には若いカップルらが押し寄せた。“逃げ恥”ブームに乗り、新たな縁結びスポットとして脚光を浴びている。

 「逃げ恥」の劇中で主人公らがぶどう狩りに出掛けた第3話のロケ地に使われた大善寺(山梨県甲州市)は、例年とは違う層の参拝客でごった返した。

 同寺の井上法子さんによると、例年、三が日の参拝客は2000〜3000人だが「驚くほど増えました。今年は数え切れないほど。若いカップルや家族連れが多い」と語った。逃げ恥効果で縁結びお守りが売れているそうで「こんなに売れたの!?と思うほどです」と目を丸くした。

 元々“ぶどう寺”として有名で、寺で醸造したワインを振る舞っているが、ドラマで出演者が飲んだ赤ワインは昨年末で完売。「例年は3月まで残っているのに、あっという間に売り切れてしまいました。初詣客の皆さまには白ワインとぶどうジュースを飲んでいただいています」。ドラマに登場後の昨年11月には1カ月間で全国から約5000人の参拝客が訪れた。これは前年同時期の約10倍で、その人気ぶりは年明けも衰えなかった。

 一方、最終回ロケ地となった横浜市の篠原八幡神社も初詣客が増加。横須賀市から来た今井俊介さん(32)と久我宏子さん(26)は「いつもは鎌倉ですが今年は逃げ恥を見てここへ来ました。来年も仲良くいられるようお願いしました」と恋愛成就を祈願。神社関係者は「逃げ恥効果もあり境内の外まで列ができました」と話した。

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2017年1月3日のニュース