米林監督新作「メアリと魔女の花」来夏公開 宮崎氏から期待「気を引き締めて」

[ 2016年12月15日 16:50 ]

映画「メアリと魔女の花」の製作発表を行った米林宏昌監督(左)と西村義明プロデューサー
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 スタジオジブリにて「借りぐらしのアリエッティ」(2010年)「思い出のマーニー」(14年)を生み出した米林宏昌監督の最新作「メアリと魔女の花」が来年夏に公開されることになり、15日、都内で製作発表会見が行われた。

 原作はイギリスの女流作家メアリー・スチュアートによる児童文学「ザ・リトル・ブルームスティック」。ヒロインはくせっ毛の赤毛にそばかすが特徴的な、ごくごく平凡な11歳の女の子、メアリ。何をやってもうまくいかず不満と不安を抱える中、奇想天外な大冒険に巻き込まれ、魔法渦巻く世界で自らの一歩を踏み出していく姿を描くファンタジー超大作。

 一貫して“前へ踏み出そうとする勇気”を描いてきた米林監督は「メアリという女の子が冒険の中で、何を考え何を行動していくのかがテーマ」と説明。14年末にジプリを退社しているが、宮崎駿監督に会いに行った際のエピソードも披露。「“いま頑張って作っています”って言ったら、宮崎さんから“うれしい”と期待してもらった。逆にプレッシャーになって、あらためて気を引き締めないといけない思いました」と苦笑してみせた。

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2016年12月15日のニュース