宝塚花組男役ホープ、綺城ひか理 2度目の新公主演も「課題たくさん」

[ 2016年11月29日 20:42 ]

2度目の新人公演主演も「課題ばかり」と話す綺城ひか理(右)と城妃美伶
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 宝塚歌劇団の花組公演「金色(こんじき)の砂漠」の新人公演が29日、兵庫・宝塚大劇場で行われ、入団6年目の男役ホープ、綺城ひか理(あやき・ひかり)が2度目の新公主演を務めた。

 前作「ME AND MY GIRL」での初主演に続いての連続主演で、身長1メートル76という舞台映えする抜群のプロポーションを生かし熱演。しかし、王妃と奴隷の屈折した愛憎劇で、トップスター明日海(あすみ)りおにアテ書きしたオリジナルとあって、終演後は「終わったという実感もわかないぐらい課題がたくさんみつかった」と笑顔はなかった。「舞台に立つと芝居以外の、衣装や転換などに気をとらわれる瞬間があったことが一番の反省」と、肩を落としたが「本番ではライトがまぶしすぎてお客様も何も見えなかったけれど、プロローグからすごい拍手をもらったことが、すごくありがたかった」と客席に感謝した。

 またヒロインは同期で娘役スターの城妃美伶(しろき・みれい)が挑み、綺城とは宝塚音楽学校の文化祭以来のコンビ復活。すでに4度目の新公ヒロインとあって、凜とした王女役が印象的で「(トップ娘役の)花乃(まりあ)さんから“今日、死んでもいい、と思ってやってごらん”と背中を押され、心強かった。これからもいろんな事に死ぬ気でやりたい」と誓っていた。

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2016年11月29日のニュース