星野源 大人気「逃げ恥」の魅力熱弁「どうして人はレッテルを貼るの…」

[ 2016年11月29日 15:43 ]

星野源
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 歌手の星野源(35)が28日深夜、ニッポン放送「星野源のオールナイトニッポン」(月曜深夜1・00)に出演、大人気となっているTBSのドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(火曜後10・00)の魅力について、自身の言葉で熱弁した。

 星野は改めて先週放送された第7話のエピソードを紹介。古田新太さん(50)演じるゲイの沼田さんに対し星野演じる平匡が、「沼田さんて鋭い人だと思っていました。男性と女性のどっちの視点も持っているから」と語るも、藤井隆さん(44)演じる日野さんと大谷亮平さん(36)演じる風見さんが「違いますよ、沼田さんはただ沼田さんなんですよ」と返すシーンがあり、ゲイだから男と女どっちもの感情を持っているわけではないと、そこで平匡がすごく反省するという描写があります」と具体的に説明。「自分が決めつけられるのが嫌なくせに、どうして人はレッテルを貼ってしまうのでしょう」という平匡のセリフと共に、ドラマの本質に触れていく。

 「リスナーの怒り方、メールを見ていると『男なのに何やってんだ』『女性から申し込まれた誘いを男がなぜ断るか』て怒っているんだけど、それって平匡や(新垣結衣=28=演じる)みくりがずぅっと苦しんできた、男に生まれたから、女に生まれたからっていうレッテルと全く一緒なんです。平匡とみくりやみんなが苦しんでるんだけど、前向きに頑張ろうとしているっていうのがこのドラマのすごく素敵なところなんですけど、それを視聴者が(喜びながらも)怒ってしまうっていうところが面白いなと」と熱弁。

 「出演者が苦しんでいる理由は、見てる人たちの心の中にあるという、それを脚本の野木(亜紀子)さんがどこまで意識して書かれてるのか、原作の海野(つなみ)さんがどこまで書かれてるのかはっきり覚えてはないんですけど、すごく、すごく面白いドラマだなと僕は思いました。スキという言葉を伝えずに突っ込んでしまったみくりと、それでもやっぱり35年という期間は長かったという、どっちも悪くない、しょうがないよねという。ちょっとしたすれ違いなんですけど、それを見てる人が『うぉお~』となってしまうのは、そういうレッテルの仕業なのではないかと思って、すごく面白いと思ったというお話でした」と、星野自身の言葉でドラマの魅力を力説した。

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2016年11月29日のニュース