狩野アナ 報道キャスター初挑戦「テレ東らしさを…足で稼いでいく」

[ 2016年9月6日 16:54 ]

テレビ東京の狩野恵里アナ

 テレビ東京が6日、東京・六本木の同局で10月編成説明会を行い、10月以降の番組編成の概要を発表した。同局では4月に大幅改編を行ったこともあり、改編率はゴールデン9・6%、プライム7・9%、全日12・1%に低めとなった。

 その目玉の1つが11月7日からスタートする新経済ニュース番組「ゆうがたサテライト」(月~金曜後4・54)。同番組で、同局の狩野恵里アナウンサー(29)が報道キャスターに初挑戦する。狩野アナはこれまでバラエティー番組「モヤモヤさまぁ~ず2」(日曜後6・30)などのバラエティー番組で人気を集め、この秋での番組卒業を発表していた。フィールドキャスターには現在、ニューヨーク支局で特派員を務める進藤隆富キャスター(39)が就任する。

 高野学編成部長は「これまでは一般ニュースを扱ってきたが、テレビ東京の経済ブランドを活かし、経済ニュースに完全に舵を切っていきたい。経済ニュースをより身近にわかりやすいものにできれば」と期待を寄せる。

 番組開始日となる11月7日は六本木に移転した同局新本社の報道局の稼動日。新たな拠点で、夕方のニュース激戦区で勝負を勝負を挑むことになる。野田雄輔プロデューサーは「経済報道ではあるが、身近な生活や仕事に関わることを優しく解きほぐしながら、見たら得する、入門編のような、視聴者の皆さんの暮らしに寄り添う目線で伝えたい。一般ニュースも他社とは違うところで角度をつけて、差別化していきたい」と話した。

 狩野アナも「心機一転、新たなチャレンジをすることができる環境に感謝しつつ、『テレ東らしい』新しい番組作りを心がけたい。不安な気持ちもありますが、とにかく『現場第一』。いろいろな現場を走り回り、皆さんの生活に役立つ情報を足で稼いでいくことを心がけます」と意気込んだ。そんな狩野アナに、野田プロデューサーも「彼女を無理やり経済キャスターにするのではなく、ひとりの生活者の目線を第一にしながら、ニュースの現場で視聴者の皆さんと考えていくようなスタイルを取っていきたい」と力を込めた。

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2016年9月6日のニュース