ひばりさんの歌心継承「UNIONE」メジャーデビュー

[ 2016年7月28日 05:30 ]

杉田劇場をバックに美空ひばりさんの「歌心」継承を誓うUNIONE。左からISSY、YUUKI、JIN、SAM、YUTA

 昭和の歌姫、故美空ひばりさんの歌心を継承する5人組男性ボーカルユニット「UNIONE(ユニオネ)」が27日、横浜市磯子区の杉田劇場でメジャーデビューの記念イベントを行った。

 1946年3月に当時8歳のひばりさんが「美空一枝」名義で初仕事のステージに立った劇場。ゆかりの深い会場で5人は名曲「川の流れのように」をカバーし、デビュー曲「One Sided Love」など4曲を披露した。日本人4人と韓国人1人のユニットで、ひばりさんの長男、加藤和也氏(45)が現在社長を務める「ひばりプロダクション」所属。ひばりプロがひばりさん以外のアーティストを手掛けるのは初めて。韓国人メンバーのJIN(26)は「歌うことで人を元気にする“歌心”を受け継いで頑張っていきたい」と抱負を語った。

 JINと日本人メンバーのSAM(25)とYUTA(26)が12年夏に都内のカラオケバーで歌っていたところ、偶然居合わせたひばりプロの幹部にスカウトされた。その後、メンバー2人が加わり、昨年12月にユニットを結成した。

 最大の武器は全員がメインを張ることができる歌唱力。ユニット名は「UNION(団結)」と「ONE(一つ)」を合わせて命名した。YUUKI(23)は「5人で団結して一つになる。唯一無二の存在になりたい」と意気込んだ。ひばりプロでは「声の質が魅力的。ひばりさんの歌心を未来に継いでもらえると思います」と期待を寄せている。

続きを表示

2016年7月28日のニュース