「音楽の日」尾崎豊さん長男・裕哉のTV初歌唱が瞬間最高17・8%

[ 2016年7月19日 11:15 ]

テレビ初歌唱した尾崎裕哉

 16日に放送されたTBS大型特番「音楽の日」の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)が10・6%(後7・00~後9・54)だったことが19日、分かった。瞬間最高視聴率は午後9時10分の17・8%で、1992年4月に急死した歌手の尾崎豊さん(享年26)の長男で歌手の尾崎裕哉(ひろや=26)が父の名曲「I LOVE YOU」を熱唱した場面。テレビ初歌唱ということもあり、大きな注目を集めた。

 裕哉は午後9時9分から同12分にかけて「I LOVE YOU」を熱唱。曲がサビへと差しかかかる直前の同10分に瞬間最高視聴率を記録した。

 歌唱前には、司会のSMAP・中居正広(43)とトーク。「最近よく(父と)似ていると言われます。比べられる葛藤?似ていることはうれしいですし、プレッシャーもありますが、それより自分が何のために音楽をやるんだというところの葛藤の方が大きかったかもしれません」。今月24日に27歳の誕生日を迎え、父が生きた年月を超えるが「父の分も力強く生きたいです」と決意を語った。

 「I LOVE YOU」はギターで弾き語り、両親に向けたオリジナル曲「始まりの街」はスタンドマイクで、2曲を熱唱。歌唱後には、中居が「(尾崎豊さんが)よみがえりますね。すごいなぁ」と感嘆。裕哉は「うれしいです」と笑みを浮かべた。

 インターネット上にも「心にグッとくる声はお父さんとよく似ていて、涙が出ました」「歌う時の立ち姿や声の伸びは、お父さんと重なる時があり、ハッとしました」「二世の宿命をあんな素敵な笑顔で語れるのは、本当に強くて温かい人だからだと思います」などと感動の声が相次いだ。

 2011年の東日本大震災後から「音楽・歌の力を結集して、日本中に元気を届けよう!」をコンセプトに毎年放送している大型特番。今回のテーマは「繋(つな)ぐ」。中居と同局の安住紳一郎アナウンサー(42)が6年連続で司会を務めた。

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2016年7月19日のニュース