米球宴国歌斉唱でトラブル カナダ国歌の一部歌詞を変更

[ 2016年7月14日 05:30 ]

カナダ国歌を担当した音楽グループのカナディアン・テナーズ(AP)

大リーグ第87回オールスター戦 ア・リーグ4―2ナ・リーグ

(7月12日 サンディエゴ)
 国歌斉唱でトラブルが起きた。米国歌に続くカナダ国歌を担当した音楽グループのカナディアン・テナーズのレミジオ・ペレイラが一部歌詞を変更。「オール・ライブズ・マター(全ての命は大切だ)」と書かれた紙を掲げ、その言葉も含め原曲にない歌詞を一部歌った。

 米国では黒人の人権尊重を求める「ブラック・ライブズ・マター」運動が起こっており、「オール・ライブズ・マター」はそれに対抗するスローガンとして知られる。球場は騒然となり、試合後はネット上で批判する声が集中。グループは「彼の独断で行ったことで、他のメンバーもショックを受けている」と謝罪文を出し、ペレイラを活動停止とした。

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2016年7月14日のニュース