石田純一、妻・理子は出馬へ軟化も…CM違約金「天文学的な数字」

[ 2016年7月10日 05:35 ]

大阪市内のシンポジウムに参加した石田純一はタクシーで会場を後にする

 「野党4党の統一候補」という条件付きで東京都知事選(14日告示、31日投開票)への出馬を検討しているタレントの石田純一(62)は9日、CMの違約金問題が浮上し、その額が「天文学的数字になっている」と明かした。大阪市内で夏の血栓症予防啓発活動のシンポジウムに参加後、新大阪駅で取材に応じた。

 現在、レギュラー番組2本を持つ朝日放送(大阪市)やCMスポンサーと協議を始めているという。現時点で降板が決定した番組やCMはないというが、「(都知事選に)まだ出るかどうか分からないのに、どこの局とは言えないんですけど、CMをAC(公共広告機構)のものに差し替えている。その損害なんかも全部こちらに来る」と説明した。損害賠償額は「わずか数日で何百万円、何千万円の単位になっている」と苦しい胸の内を明かした。

 違約金については、複数のスポンサーから話があるようで、額がさらに膨らむ可能性は高い。「(都知事を)やりたい気持ちは十分すぎるほどあるが、損害を10倍ぐらい広げて立つとしたら、統一候補的な…そういうことがあるということでお願いしたい」と、野党の後押しを懇願した。

 一方、出馬に反対する妻でプロゴルファーの東尾理子(40)の態度が軟化していることも明かした。夫婦間で協議したようで「反対はもちろんしています」としながらも、「“言いたいことを言ったから、すっきりした”と。全然大丈夫です。怒ってはいません」と話した。理子は前日8日、ブログで「私個人としましては、出馬しないことを願っております。正直、家族での話し合いはまだできておりません」とつづっていたが、じっくり話し合ったことで熱意が通じたようだ。

 義父の東尾修氏(66)からは「これからは叩かれる方に行くかもしれない。誠心誠意、言葉に気をつけて」と声を掛けられたという。

 とはいえ、まだ野党各党からの出馬要請はなく、スポンサー離れの流れも変わりそうにない。「自分の身も骨も断っていくわけで、それなりの勝算がないところには…もう傷だらけです」という石田が、リスクを背負っての出馬となるのか、決断に注目が集まる。

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2016年7月10日のニュース