篠原信一、井上康生監督の指導法に感心「俺はそんなこと考えなかった」

[ 2016年7月8日 11:11 ]

リオ五輪を約1カ月後に控え、MBS特番「スポーツ内閣」で対談した男子柔道の井上康生監督(右)と前監督だった篠原信一

 日本男子柔道の金メダルが初めてゼロに終わった12年ロンドン五輪で代表監督を務めていた柔道家でタレントの篠原信一(43)が、現監督の井上康生氏(38)とMBS特番で対談した。

 番組は篠原が武井壮(43)前園真聖(42)らと出演する不定期放送の人気番組「スポーツ内閣」(13日後11・58)。リオ五輪を約1カ月後に控え、井上監督が代表合宿などで多忙を極める中、合間を縫ってこのほど都内で行われた。

 ロンドン五輪では篠原の下で男子代表コーチを務めていた井上監督は、篠原の辞任後に柔道ニッポンの立て直しを託されて現在の立場に。そんな“因縁”の関係だけにわだかまりもありそうなものだが、そこは選手時代から切磋琢磨(せっさたくま)しあった間柄。ともに出場した00年シドニー五輪や全日本選手権決勝での対決など、思い出話に花を咲かせながら終始和やかモード。

 篠原が自らの監督時代について「勉強不足もあって、選手には申し訳なかった」と話すと、井上監督が「あの負けがあったからこそ、今いろんなものを変えていったり、取り組んだりできている」とフォロー。息の合ったところを見せた。

 また、「全階級に金を獲れる力を持った選手がそろっている」と語る井上監督に、篠原は「プレッシャーを与えることなく、思いきった柔道をしてもらえたら」とサポートをお願い。これに「心理面はそれぞれ持ち方が違う。初日や2日目の結果によっても状況は変わってくる。そこまで(考えて)選手には準備させたい」とした井上監督に、篠原は「俺はそんなこと考えなかった。違うなあ。反面教師にしてるね」と感心しきり。最後は井上監督から「覚悟!!」としたためた色紙を手渡され、頼もしそうに「私がふがいない結果に終わったので、リベンジしてもらいたい」とエールを送っていた。

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2016年7月8日のニュース