覚せい剤「歌のお兄さん」密売人と同居していた…初公判で明らかに

[ 2016年6月15日 05:30 ]

2000年12月、覚せい剤使用疑惑を否定する杉田光央被告

 NHKの子供向け番組「おかあさんといっしょ」で「歌のお兄さん」を務めた歌手で、覚せい剤取締法違反(所持、使用)の罪に問われた杉田光央被告(51)は14日、東京地裁(野原俊郎裁判官)の初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は懲役1年6月を求刑し結審した。判決は20日。

 検察側は「仕事のストレスを忘れるため、2014年ごろから覚醒剤を購入するようになり、昨年から外国人の密売人と同居していた」と指摘。杉田被告がイラン国籍の密売人と同居していたことも明らかになった。弁護側は「薬物依存者の更生を支援する施設に入所し、薬物を断つことを誓っている」と述べ、執行猶予を求めた。

 杉田被告は被告人質問で「NHKのコンサートツアーの仕事がなくなった2年前から使うようになった」と述べた。

 起訴状によると、4月13日ごろ、東京都渋谷区の自宅で覚醒剤を気化させて吸引したほか、0・374グラムを所持したとしている。NHKによると、杉田被告は1999年から4年間、9代目の歌のお兄さんとして出演していた。

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2016年6月15日のニュース