ジョニー・デップDV疑惑 妻の顔にアザ…裁判所が接触禁止命令

[ 2016年5月29日 05:35 ]

婚申請中のアンバー・ハードとジョニー・デップ(AP)

 米人気俳優ジョニー・デップ(52)に家庭内暴力(DV)疑惑が浮上した。離婚申請中の妻で女優のアンバー・ハード(30)が現地時間27日、右目の周りにあざができた姿で米ロサンゼルスの裁判所に出廷し、日常的なDV被害を主張。裁判所はデップに対し接触禁止命令を出し、ハードの周囲100ヤード(約91メートル)以内に近づくことを禁じた。

 米芸能ゴシップサイト「TMZ」によると、ハードは自身の顔にできたあざの写真を証拠として裁判所へ提出。今月21日夜にデップから暴行を受けた直後に撮ったもので、アイフォーンを投げつけられてできたあざだと主張した。昨年2月に結婚後、度重なる暴行を受けていたと告白。デップにはアルコールと薬物に依存した過去があり、かんしゃくを起こすことに「(ハードが)おびえていた」とも証言したという。

 閉廷後、ハードは待ち受けた報道陣に無言のまま関係者の車両に乗り込んだ。TMZは車の中で号泣するハードの様子も写真付きで伝えている。

 ハードは23日に離婚申請をしており、月5万ドル(約551万円)の扶養料、2人が暮らしていた自宅、愛犬の保護管理などを要求。デップの母親が他界した2日後の22日に別居したとされる。

 ほかの米メディアによると、デップ側は「DVをでっち上げて、離婚における経済的な条件を優位にするためのものだ」と批判した。渦中のデップ本人は接触禁止命令が下った27日、ポルトガルで自身が率いるバンドの公演を行っていた。くしくもこの日はデップの最新作「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」の全米公開日(日本公開は7月1日)で、ネット上では同作を見ないように呼び掛ける声も広まっている。

 代表作「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの4作目の出演料が約60億円とされるなど、デップはギャラも超一流。前パートナーの女優バネッサ・パラディ(43)には慰謝料約150億円が支払われたと言われており、今回の離婚も金銭面でどのように折り合いがつくかがポイントになりそうだ。

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