安藤優子キャスターが明かす人心掌握術「どれだけ話に耳を傾けるか」

[ 2016年5月7日 09:05 ]

安藤優子キャスター

 キャスターの安藤優子(57)が7日放送のTBS系「サワコの朝」(土曜前7・30)に出演。一国の元首や大スターなど、一流の人間の心をつかむ技術について語った。

 大学在学中、エレベーターガールとしてアルバイトをしていた時にテレビ局の人から「オーディションを受けてみないか」と声をかけられたことをきっかけに報道の道へ。以降、報道一筋36年。新人のころは男性社会の壁に直面し、隠れて泣いていたことも多かったという。

 これまで一国の元首や大スターなどのインタビューを行ってきたが、どうやってVIPの心をつかんできたのか。「一流になればなるほど、用意してきた質問に拘泥していると、見透かされてしまう」。自分をかっこよく見せようと徹夜して質問を用意していった際「2問目から何も答えてくれなかった」こともあったという。「そういう大失敗を何度も繰り返してきた」と安藤キャスター。「相手が自分の話にどれだけ耳を傾けてくれているのか。インタビュアーを判断するときに大切になってくる」と、話を聞く際の極意を説明した。

 また、大ベテランとなった今、大事にしたいのは「言葉」だという。テレビ業界について「年をとっちゃたから駄目というか、きれいなものを求めたりビジュアルがついて回るのは当たり前」としながらも「それだけじゃないと思う」ときっぱり。「経験や取材を積み重ねて初めて言葉になってくる。説得力とか、そういう言葉を大事したい」と、キャスターとしての姿勢について語った。

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2016年5月7日のニュース