岡田准一「泣いてもいいですか?」 阿部寛のねぎらいに感激

[ 2016年3月12日 13:56 ]

映画「エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)」初日舞台あいさつに登壇した阿部寛

 「V6」の岡田准一(35)主演の映画「エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)」(監督平山秀幸)が12日に封切り初日を迎え、都内の映画館で行われた初日舞台あいさつに岡田をはじめ、阿部寛(51)、尾野真千子(34)、佐々木蔵之介(48)、ピエール瀧(48)、風間俊介(32)ら主要キャストが顔をそろえた。

 初日を迎えた岡田は「原作の熱い思いを伝えられるようにできるだけ頑張ってきた。その熱が伝わったのなら良かった。すごく1年前の撮影のことを思い出します。ネパールの協力してくださった国やスタッフの皆さんのいろんな思いがあって、この場に立てていることを幸せに思います」と充実の表情を浮かべた。作品の内容にかけて「たとえ何かを捨ててまでのめり込んで挑んだものはあるか?」との質問に岡田は「壮大ですね…」としみじみ。少し考え、「これは阿部さんが相当なお答えを持たれていると…先輩、お願いします」と阿部に無茶ぶり。これには阿部も「最悪なフリしてくれたね」と困惑。答えが出ぬまま、最後に指名された尾野が「これに挑戦したこと。いろんなこと犠牲にもした」。これに岡田も同調し、「何があるかわからないので、そういう意味では命をかけてやった作品」とまとめた。

 岡田は「阿部さんの背中を追いかけながら、先輩の背中を見ながらお芝居の勉強をさせていただいた。いろいろ支えていただいた」と阿部に感謝。これには阿部も「岡田くん泣かせようかなと思って。本当に山は大変だった。岡田くんが前を歩いていってくれた。現場の雰囲気も読んで盛り上げていってくれた。16歳も下ですけど、立派に引っ張っていってくれた。岡田くんが過酷な現場を支えてくれた。若い岡田くん、ありがとう」と感謝の言葉で返すと、「俺、泣いてもいいですか?」と大感激だった。

 夢枕獏氏の大ベストセラーを完全映画化したもので、標高8848メートル、氷点下50度の極限の世界で“前人未到”の挑戦に挑む男たちの熱い想いを描く感動スペクタクル超大作。実際にキャスト・スタッフがエベレストに約10日間かけて高度順応しながら登り、日本映画としては初めて標高5200メートル付近での過酷な撮影を敢行した。イベントでは、14日のホワイトデーを前に、男性陣から紅一点の尾野にエヴェレストの高さにちなみ88・48センチの巨大エヴェレストケーキのサプライズプレゼント。岡田からは「女性一人で気を遣っていただいて、たくさん元気にしていただいた。ありがとうございました」とメッセージが送られた。

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