文枝、不倫は否定せず…夫人に謝罪、紫艶の精神状態に気遣いも

[ 2016年2月22日 06:12 ]

一部マスコミの不倫報道について説明する桂文枝

 演歌歌手・紫艶(38)との20年間の不倫愛を一部週刊誌で報じられた落語家の桂文枝(72)が21日、都内で報道陣に対応し、44年間連れ添う真由美夫人に対し「裏切ることになった」と涙を浮かべながら謝罪した。女性との不倫愛について「20年というのはないです」と否定したが、女性と“関係”があったかどうかについては明言を避けた。

 「44年間一生懸命支えてくれた嫁さんを裏切ることになって…。あんたは脇が甘いからや、と言われました」。真由美夫人に謝罪の言葉を連ねながら文枝は言葉を詰まらせ、無念そうに顔を伏せた。

 一部週刊誌によると、2人は紫艶が18歳の頃から20年間にわたって不倫関係にあり、大阪市内のマンションや東京のシティーホテルで逢瀬(おうせ)を続けていたとされる。東京・神保町花月での落語会を終えた文枝は、楽屋口に集まった報道陣に「(不倫関係の)事実はどうなのか?」と聞かれ「事実と違うのは20年と書いてあったところ」と答えた。不倫関係については否定しなかった。

 文枝によると、紫艶と最後に会ったのは2年前。14年1月に東京・有楽町朝日ホールで「新春特選落語会」があり、そこに紫艶が訪れたとみられる。それ以前は期間が空いており、「10年か12年は会っていないと思う」と説明した。初めて会ったのは約20年前で、吉本興業元社長の故林裕章氏から「うちに演歌歌手が入ったから応援してやってくれ」と言われたのがきっかけ。文枝は「私としては娘というか、そういう感じで応援していた」と当時を振り返るとともに“紫艶”という名前の名付け親も買って出たという。

 週刊誌には水上バイクに一緒に乗る様子や、海岸で両手をつなぎ顔を寄せ合っている姿など4枚のツーショット写真が掲載されており、文枝は「船を持っている友人がいて、14、5年前に和歌山へ行ったときの写真と思う」と説明。あくまで「10人くらいで行ったもの」と2人きりではなかったことを強調した。

 今回の騒動で「こういうことをする子ではなかったので、追い込まれているのではないかと大変心配しております」と紫艶の精神状態を気遣う様子も見せた。上方落語協会会長としての責任を痛感し「(今年1月に亡くなった)桂春団治師匠に上方落語協会を一生懸命引っ張っていくと言ったところなのに」と悔やんだ。

 双方の言い分に食い違いも見られる20年不倫騒動。上方落語の大御所に最後まで笑顔が戻ることはなかった。

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2016年2月22日のニュース