徹子節全開!最高齢82歳総合司会、体調不安の声一蹴「大丈夫」

[ 2015年12月30日 05:30 ]

笑顔を見せる総合司会の黒柳徹子(左)と紅組司会の綾瀬はるか

 31日の「第66回NHK紅白歌合戦」(後7・15~11・45)のリハーサルが29日、会場の東京・渋谷のNHKホールで始まった。史上最高齢の総合司会となる黒柳徹子(82)も登場。周囲に支えられながら移動するなど健康面に不安も残したが、会見ではトークは絶好調だった。

 司会で過去最高齢だった故森光子さんの64歳(84年)を一気に18歳も更新する黒柳に、報道陣の視線は集中した。

 黒柳が紅組司会を務めた過去4度の放送時間は、いずれも2時間台後半。最後に務めた83年からは32年が経過している。報道陣から「長丁場。体力面の自信は?」と聞かれると、「う~ん、分かんないけど、大丈夫でしょ」と楽観的な口調で即答した。

 総合司会に決まってから、高齢による不安を指摘する声もある。この日も、ホールロビーに設けられた会見場に姿を現してからは、白組司会の「V6」井ノ原快彦(39)に終始背中を支えられていた。降壇した後は多数のスタッフに取り囲まれ、左足を引きずって退場した。

 ただ黒柳も、自身の体調を十分承知して引き受けた大役。それを証明するように、口の方は衰え知らずだった。テレビ朝日「徹子の部屋」でおなじみの、タマネギ頭からアメを取り出す“十八番”を披露するか問われると「子供さんとか、心の清らかな方にお出しする。司会のみんなも汚れてないけど、出すかどうかは分からない」とおとぼけ。初対面となった紅組司会の綾瀬はるか(30)に「この方のドラマ全部見てます。ホントよ。アメ差し上げてもいいかな」と話し、笑いを誘った。2度目の紅組司会となる綾瀬は「(今回は)余裕があります」と、大先輩の横で笑顔を見せた。

 今年は黒柳が81年に紅組司会として初出場を見届けた近藤真彦(51)が白組のトリ。公私で親交があり「15、16歳で初めて会ったマッチがトリなんて、母親のような心境。涙が出るかもしれません」と感慨深げ。近藤が「黒柳さんがしゃべりすぎて、僕の出番がカットされるかも」と心配していると聞かされると「歌えるか?それは分からないですね」と不敵な笑み。マシンガントークさく裂で、紅白史上初の“トリなし”になるか?

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