松坂慶子 主演映画立ち見スタートに感無量「気持ちがオレンジ色に…」

[ 2015年10月17日 11:24 ]

映画「ベトナムの風に吹かれて」の初日舞台あいさつを行った(左から)草村礼子、松坂慶子、奥田瑛二、藤江れいな

 女優の松坂慶子(63)が17日、主演した日本・ベトナム合作映画「ベトナムの風に吹かれて」(監督大森一樹)が封切られた東京・有楽町スバル座で初日舞台あいさつを行った。

 ベトナム・ハノイでの上映に合わせ現地入りしていた松坂は前日16日に帰国したばかりだが、立ち見客も出る盛況なスタートに疲れが吹き飛んだかのような笑顔。「今日で私たちの手から離れると思うとメランコリックな気持ちになったけれど、皆さんの温かい拍手に迎えられ気持ちがオレンジ色になりました」と感激の面持ちで語った。

 1980年の映画「五番町夕霧楼」では松坂とラブシーンを演じ、2004年の監督作「るにん」では主演に起用した奥田瑛二(65)は「まさに映画女優そのもの。たぶん、今の時点では松坂さんのことは生き字引のように知っている。僕の宝物です」と大絶賛。認知症の母親を演じた草村礼子(75)も「松坂さんの温かさとおおらかさに寄り掛かろうと決めて演じました。最後のシーンではメークもしてもらうほど、甘えちゃいました」と“娘”を称えた。

 松坂は主題歌「たまには仲間で」も歌っており、大森監督は「主演俳優が主題歌を歌うのが日本映画の伝統。クレジットが始まっても席を立たないで、最後まで聴きほれて」とアピール。松坂は照れながらも「胸がいっぱいです。熱気で包んでくださったお一人お一人のことは一生忘れません」としみじみ話していた。

続きを表示

2015年10月17日のニュース