「海鮮プロレス」旗揚げ デルフィン「リアルヒーロー目指す」

[ 2015年7月23日 11:10 ]

「海鮮プロレス」の旗揚げを発表したスペル・デルフィン(中央奥)と個性豊かなレスラー

 「大阪プロレス」「沖縄プロレス」の創始者で大阪府和泉市議のプロレスラー、スペル・デルフィン(47)が22日、堺中央総合卸売市場(堺市北区)で会見し、自身3団体目となる「海鮮プロレス」の旗揚げを発表した。「市場に来る家族がターゲット。ゆるキャラじゃなく、子供に人気のリアルヒーロー誕生を目指す」と語った。

 市場を拠点にする前代未聞のプロレス団体は8月1、2日に同所で開かれる「夏祭大会」でデビューする。レスラーはデルフィンを含め7人で、市場の鮮魚にちなんだキャラ。高速ボディーアタックを得意とするエース選手の「高速!マグロジェット」、会見中もエスコートガールをナンパするなど素行の悪さでヒールぶりをアピールした「エビルマン」など個性豊かで、「ゆるキャラでは表せない海の幸の鮮度の良さを生身の肉体で表現する」と意気込んだ。

 今後は「2カ月に1回ぐらいは定期的に試合を開きたい」とし、“打倒ゆるキャラ”の第1弾企画として同府泉佐野市の筋骨隆々の動けるゆるキャラ「イヌナキン」を指名。「今後、海鮮プロレスに乱入する可能性は十分ある」と交渉に自信を見せた。

 同所以外にも「各地の市場を回りたい」と“全国市場巡業”プランを告白。さらに水辺での興行も計画中で、関係者は「今夏中にも大阪市の尻無川で船上プロレスをしたい。西区と大正区の両岸から観戦できる場所がある」と構想を明かした。

続きを表示

2015年7月23日のニュース